まりいごおるど
べっしょ ちえこ
ひとたちの やさしさと ふしあわせは
ひとたちが あまりにも えんりょぶかく いきしにすることだ
ひとたちが こころについて
かたりたがらないのは
ひとたちの ふじつのせいではない
やさしさを どこまでも のばしていったとき
そのとき ひとは しなねばならぬ
しぬことにおいてすら つつましいのが
ひとたちだから
こころのことに ふかいりしない
しらかべぞいに
まりいごおるどが さきだした
はなは かんがえなしに きれいだけれど
ひちたちは たいがい
にがく にがく
いきているんだ
看護学生時代に看護学雑誌の表紙の裏に
記載された べっしょちえこ の詩だ
何度も何度も詠んで
覚えてしまった
ずっと
思い出すこともなかったのだが
この最近 なぜか 頭に浮かぶ
「こころのことにふかいりすること」を避けていたあの頃の私に
また ふと 戻ったような・・・・・
それとも 魂のずっと 深いところに 沈んでいただけなのかもしれない
ユーカ