小学校の卒業アルバムに、
通訳になりたい
と将来の夢を書きました。
人生、そんなに甘くなく、
中学に入って早々に夢をうちくだかれる
ことになりました。
英語の教師が傍若無人で、
ガミガミうるさく、
いつも怒りながら授業をするような人で、
夏は平気でハンカチで脇の下をガシガシ拭くなど、ガサツで汚いという印象しかなく、人としても女性としても、尊敬も憧れも待てないような人でした。
肝心の英語は、というと、
ただ教科書を読み上げるだけ。
発音も悪く、まったく参考になりませんでした。
クラスの懇談会で母が相談してくれましたが一向に改善せず。
なんなら、私の母が申し出たことが伝わったのか、私への当たりが強くなりました。
そんな教師にあたってしまったことで英語ギライになり、通訳を目指すこともなくなりました。
それを理由にするのもどうかと自分でも思いますが、子供のころに出会う教師の影響は少なからずあると思います。
高校で出会った化学の先生の授業はとても面白く、
その先生のお陰で理科が好きになり、理系の大学に進みました。
子供みたいによく泣く先生
男子をひいきする先生
いじめが横行している状況を完全無視するヤツ
行き過ぎた暴力をふるう先生
辛辣な高校生から投げかけられる言葉に負けず、生徒と正面から向き合い、いつもみんなを気にかけてくれて、真剣に相談にのってくれる先生
良いところを引き出し、褒めてくれる先生
いろいろな先生と出会いました。
素敵な先生、尊敬できる先生が存在する一方で、
残念ながら、教師だからといって決して聖人君子ではないということを思い知らされ、いつでも先生が生徒を守ってくれる、なんてことは無いということを学びました。
自分のことは
自分で守るしかない
ただ、私には
全幅の信頼を寄せることのできる両親がいます。
教師同様、いろいろな親がいる中、
とてもありがたいことだな、と思っています