45年共にしている名機 MXR Dirtortion➕ | YUN HAN SIN's Archives

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知らない人にはただのオンボロの箱ですが(笑)
ギターとアンプの間に接続して音を変化させるマシン、<エフェクター>と呼ぶ類のもので

音を歪ませるエフェクターとしては多分これが世界初かと。
その前に60年代にアンプで歪ませるのとは別の類の音で<Fuzz>というマシンが出現して、(いわゆるビートルズやベンチャーズで聞ける音であったり우리나라だと보천보のギタリストが出してたあの音)それまではギターアンプのボリュームをMAXにしないと歪ませれなかった訳で。
つまり当時は歪ませる事が出来るのは周りの迷惑をかえりみなくても良い人だけが歪ませる事が出来たという(笑)
それが、1970年代にコイツが発売されてアンプのボリュームを上げなくてもアンプの歪みを得る事が出来るマシンとして登場したのがこのMXR社のDistortion➕と言うマシンです。
1970年代に発売されて初期はロゴが筆記体、そしてこのブロック体になりその後は買収されて色々部品も変わったりAC電源でも駆動する様になったりしつつ今も販売されてる。





僕のコレは高一の時新品で買ったモノで豊橋の楽器店に中三の頃からとっくに店頭にあった在庫なので1970年代後半のモデル、およそ45年ほど前のモノである。

当時好きだった水谷公生さん、そしてやはり高中正義さんが使っていたので何としても欲しくてあらゆる手段を使って手に入れた(笑)
何せ今よりずっと高価であるが故。
戦後のテレビの如くこいつの音が聞きたくてギター好きな学生、ヤンキーからガリ勉まで結構ウチに来たものだ(笑)
今ではずっとリアルな音がするエフェクターがたくさんあるにも関わらず廃盤とならず製作されてるのはこれにはコレの特徴やアジがあるからか。

ただこの時代のモノと現行モノではやはり音が違う。
それ故にコイツは未だ僕にとって現役のマシンなのである。
学生時代を経ていろんなステージを一緒にこなしてきた相棒です。