酒が好きです。

 

体質的にそこまで強い方ではないのですが、今はもう閉店してしまった老マスターのやっているスナックで度々飲んでいる内に酒が好きになり、一週間に一度くらいの頻度で飲むようになりました。

 

日本酒・焼酎・ワイン・チューハイなど色々飲みますが、今日飲んだのは日本酒。

 

その名も「鶴齢」。

 

酒処新潟は青木酒造の酒ですが、辛口ながら飲みやすい日本酒で大変よろしい。

 

偉い人は「本当に旨い酒は水のようにすいすいと体に入っていくものである」と言ったとか言わないとかですが、この酒も水と同じくらいかどうかは知りませんけどすいすい体に入っていく。気を付けないと飲みすぎてしまう程度にはすいすい入る。

 

鰯の醤油煮を肴に飲み進めましたが、すいすい入りすぎて体が熱くなってしまいました。自省しないと潰れるまで飲んでしまいそうだから恐いものです。

 

 

自分が鶴齢を知ったのはこれまた今はもうないトンカツ屋さんであり、鳳凰美田を頼もうとしたら品切れになっており代わりに勧められたのがそれでした。

 

甘口のタレで食べるトンカツと切れ味鋭く豊潤な鶴齢の相性が非常によく、大満足して店を出たのでありました。この酒は比較的甘口な肉・魚系のツマミと相性がいいのかもしれません。

 

その店は安価で量も味も優秀なトンカツを出すうえキャベツのお替りも可能という極めてありがたい店だったのですが、残念ながら数年前に閉店してしまいました。今も時々、揚げ物と一緒にこの鶴齢を飲んで当時を偲ぶのです(今日の肴は鰯でしたが)。

 

よろしき店もコロナや材料費の高騰などが原因で次々と潰れてしまう。悲しいものだなと思います。