ふと気づくと40歳を過ぎ、
30代のころよりも世代交代を意識した行動が増えている、ちょめちゃんです。
そんなところで、New York Dolls。
まさにグラムロックとパンクのつなぎ役のようなバンド。
グラムロックの華やかさとパンクの狂気を持ってます。
見た目はデビットボウイ・T-REXの影響がかなり強いです。
曲は、どっちかというとグラムロック時代のストーンズの
みんなで騒げパーティー系ロックンロールサウンドに近いです。
イギリスの影響がかなり強い。
同じくイギリスの影響が強い、トッド・ラングレンが
アルバムのプロデューサーというのも関係してるかもです。
ただ、いかにもアメリカらしい、80年代のハードロックにつながるような
雰囲気も感じ取れるのが非常に面白いところです。
この後に登場するイギリスのセックスピストルズは、
グラム要素を完全に排除し、より等身大、現実的な怒りを掲げて
当時の若者から絶大な支持を集めます。
実は、ピストルズのプロデューサーのマルコム・マクラーレンは、
ピストルズの前にNew York Dollsのマネージャーも担当していた時期があるようで、
より時代に合わせたものをイギリスに持ち込んだというところでしょうか。
ちなみにマルコムの奥さんは、ヴィヴィアン・ウェストウッド。
パンクファッションにヴィヴィが欠かせないのは、これがあるからなんです。
話がそれましたが、文化の急速な変化と当時のイギリス・アメリカ間の
音楽的カウンターの狭間に活躍したNew York Dolls。
ニューヨークパンクを掘り下げていくとニューウェーブ、ポップアート、ヒップホップと
アンダーグランド文化の関係性にもつながっていきます。
興味のある方は調べてみると面白いと思います。
では、ちょめちょめ。