自分がADのころお世話になったディレクターさんが亡くなった。
まだ、40代前半。
ADの頃、4年くらいその人について、演出や構成の書き方、
編集まで色んなことを学ばさせて頂いたです。
今の自分の基本は、ほんとにこの人ありきと思う。
正直、この頃在籍してた会社を辞めたあと、
この人と喧嘩してそれ以来あってなかったです。
当時はかなり、かわいがってもらってたし、
酒飲みながら名作映画やB級映画について話したり、
ただ超怒られもしたし、色々あった。
映像業界入ってからの青春時代があるとしたら、この頃だろうな。
ちなみに24歳くらいの時、1年で急激に太ったのもこの人のせいですな。
まぁ、昔ながらの我が強いタイプの人なので
いろんな人ともめたりしてはいたし、自分もその中の一人。
でも、訃報を聴くとなんだか実感が湧かないというか、
でも胸の中の何かがなくなったような・・・。
喧嘩して以降、心のどこかで「絶対あんたより上に行ってやる!」
という一方的な対抗心が、確実にあったと思う。今でも。
それが、どんなヤバい状況でも
ギリギリどっかで踏ん張れる自分の支えの一つだったのかもしれないです。
とはいえ、技術的な部分やオールマイティにこなせる部分を
教えてもらえたというのは、けっこう感謝してる・・・なんか複雑な感じ。
結局胸を借りてるとまではいかないけど、
あまり良くない言い方をすると
自分の成長のために利用させてもらっていたのかもしれないです。
(もし、聞いてたら絶対な殴られるな・・・。)
結局会うことのないまま、感謝の言葉もあの頃の恨み節も言えないまま
仲直りもできないまま、お別れになったことはちょっと辛い・・・。
あの人のことだから、まだまだやり残したことがやまほどあったんだろうなぁ・・・。
当時20歳くらいの自分が、このディレクターに会ったのが、
ちょうど今の自分の年齢くらい。不思議なものです。
今の俺の方が、技術、演出力、実績ともに良いディレクターになったと思ってます。
(また殴られるわ。)
まぁ、時代も環境も違うので比べるのもおかしなことだけど、自分の後輩には、
今の俺と同じ年齢になった時、俺より上のレベルで仕事できるように教育しています。
俺にとっては、その人から始まった「伝承」というやつでしょうか。
俺がそれを伝えていく事で、その人に感謝をしめせたらと思いますし、
それが、この映像業界への恩返しと思っています。
まぁ、教える立場で自分が抜かれることを恐れる奴はいないでしょうし、
むしろ俺は、さらにその上を行くつもりでいますけど(笑)
ハードルをがんがん上げてやるという性格の悪さ(笑)
その辺りは、そのディレクターゆずりかもしれないです。
この仕事は、突然死が多い業界ではあるので体にはホント気をつけにゃぁな。
自分なりにやりきって、生き抜いてから、出し尽くしてから死にたい。
そんなこと毎日思えりゃ良いんだが・・・。
でもやれるだけがんばるぜい!負けないぜい!
心からお悔やみ申し上げます。
すみませんでした。
そして、ありがとうございました。
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