Johnny Pandora / ROMANTIC WEEKENDER | コトラ a.k.a.ちょめちゃんのブログ

ここ数年の邦楽の作曲レベルは、

世界でもトップクラスになっている気がする。

正直アメリカは、この20年ほど驚くほどの変化はないし、

イギリスは、クラブミュージックは常に実験的な進化をしているが、

大きなムーブメントは起きていない。

日本は2000年代は、海外の音楽を追いかける傾向にあったし、

正直洋楽ファンからすると、思いっきりあのアーティストの影響を

受けてるな〜みたいな感じが強かった。

ところが2010年後半あたりからは、日本語を独自の切り口で使う

アーティストが増えてきた気がする。

誰の影響なんだろう・・・井上陽水?椎名林檎?ブランキー?

宇多田ヒカルやナンバーガール、サカナクションあたりからじわじわと

ありきたりでない言葉を使うアーティストが増えてきて、

さらにDTMの普及で作曲も独自の進化を遂げたのかなと思っています。

特に海外との差をつけたのは、ボカロの存在。

普通の人が歌えないメロディーや歌詞の実験が、

音楽の基礎知識のない人でもできるようになって、

表現の幅がすごい拡張された気がします。

そういう意味では、ヒャダインとかの貢献度はめちゃくちゃ高いかもしれない。

ただ、逆にギターウルフやミッシェルガンエレファント、

もっとサブカルで行くとなごむレコード系のような生々しい音楽を奏でる

アーティストが見なくなって来ている気がします。

ここらで吐き出す、叫ぶ、心に訴えるようなアーティストが出てきてほしいな。

と、思います。

 

で、紹介するのは、ジョニー・パンドラ。

本来なら、吐き出す、叫ぶ、心に訴えるアーティストを紹介すべきですが、

どちらかというと、めちゃくちゃイカすぜ!系

不満を叫ぶわけでもなく、楽しもうぜ!もっとカッコつけようぜ!という感じ。

和製ロカビリーをいい感じに現代の感覚に落とし込んでいて、

非常にワクワクさせてくれます。

シンプルにロカビリーっていいですよね。テンション上げてくれるというか。

最近顔隠すアーティストが多い中、

しっかりとロカビリー魂を体現していて、芯がある感じも好感が持てて良いです。

昔、従兄弟がリーゼントでしたが、本当に手入れ大変そう。

ロカビリーは、自分を魅せるためにすごい苦労と努力を要するし、金もかかるけど、

それを外に見せないダンディズムもまたかっこよさですよね。

ネットに匿名で文句書き込んでる奴は、こういう生き方を少し学んでほしいですね。

堂々と自分の道を貫く。男前ですやん。

こいつらは、もっと売れていいやろー!!

ネガティブな現代社会に、必要なアーティストだと感じます。

 

 

 

こっちもよろ。