台風が近い時は水に入らないで!


社会人になりたての頃、グループで島に行きました。


台風が遠くに近づいてましたが、まだ大丈夫なので観光客がいっぱいでした。



白い砂浜は美ししかったですキラキラ



なのに不思議に思ったのが砂浜に座ると角度があって波打ち際が見えませんでした。

そして、座ってる場所が少し湿っていました。


ん?ここまで波が来てるの?

夜?

この角度は削られてる?


そんなことを考えながら海から上がって座っていると…



見えない浪打ち際から叫ぶ声がしました。


ハッとしました!

嫌な予感…

立ち上がって見に行くと…



一緒に行ったメンバーだったのです❢


1人が1人を抱えて海から上がろうとしてますが引く波が2人を戻そうとします!



腰ほどの波打ち際でも、波が押し寄せると背も立たなくなり引く波にのまれ、もまれてしまいます!

そこで溺れるのです。



「手を貸してください!!」

と叫んでるのです。

助けた彼の体力も限界なのです。


大人が沢山居るはずなのに、力を貸しに駆け寄ってくれたのは、少年でした。

(日焼けした肌に白い貝のネックレスをしていました)

地元の子?

私達は、それを見てライフセーバーの所へ救助を求めに熱い砂浜を走りました。

サンダルがないと熱くて仕方なかった砂浜を裸足で走れたのです。


助けを求めてから又戻ると…


救助した彼が友達の水を吐かせている所でした。

何度目かにゴボっ🫧との音の後にフーっと友達が息を大きく吐きました。

彼が手を止めたので


助かったのだと、思いました。


その瞬間、あちこちからバスタオルが友達の所へ飛びました。

(やっと大人達が反応してくれて有り難かったです。嬉しかったです。)



やがて救急車が来ました。

救急隊員さんが「大丈夫、水は飲んでない」と言いました😓


2人は救急車に乗っていきました。

私達は、あとから病院に向かいました。



〜続く〜