先日、たまたまかつての私のことを、職場の人に話す機会がありました。
彼女には、摂食障害を患っていたことは伝え済みでした。
私がどのように摂食障害に染まっていったか。
私の摂食障害のきっかけは、本当にささやかな失恋です。
もともと体型にコンプレックスがありました。
思春期の学生、体に興味を持って当然の年齢でした。ですが、私は体を許せなかった。
何故なら私の方が彼よりはるかに太っていたから。
そして失恋します。
生まれて初めての淡い恋はボロボロガラガラと音をたてて崩れていきました。
そして私は食べ物を受け付けなくなりました。
空も空気も何もかもがモノトーンでした。
それは全て私のせいだと思って過ごしていました。
そして飲まず食わずの3週間から、母のささやかな一言で私は小包装になったお菓子を手にし、口に運びます。
そこから地獄がはじまりました。
おしゃべりをしていても、歩いていても、目のあいてるうちは食べ物のことが頭から離れない。
食べているときはどの段階でトイレに行こうかしか考えられない。
トイレにいるときはさっき口にしたものの確認と、次をどうするかしか考えられない。
低血糖で何度もフラフラになり
毎日泣き
腕にたくさんの傷をつけました。
私は何故 生きているのか
死にたいって、たくさん考えました。
死にたかった、本当に。
死んで終わりにできるなら、終わりにしたかった。
死にたい→どうでもいい→死ぬ
そんな感情の変化を経過しながら
真っ暗、真っ黒なときは16年続きました。
29歳のある日、カウンセラーの一言が
私の琴線に触れました。
その後、その琴線の感覚を頼りに、私は本を読み、
自分の姿を見つけていくことができました。
私は、今、真っ黒のそこにはいません。
そのような話を彼女にしたのですが、彼女にこんなことを言われました。
うめちゃん 摂食障害だったんでしょ?
こんな言い方失礼かもしれないんだけど、本当に、よくここまでになったね
すごい。すごいよ。
摂食障害って本当にすごい病気っていうか、本当に大変なことなんだよ
うめちゃんの中で、その全ての感情の変化が起きたんだよね。
本当にすごい。私には想像もできない。でも、本当によくここまでになったね。
頑張ったね。 すごい。
率直に、嬉しかったです。
昨年知り合った、まだ間もない友人の一人ですが、
彼女が私の話を、私の人生を、私の成長を、今の私を
そのように感じてくれたことが、私はとても嬉しかったです。
私は私の経験した、あの真っ黒な世界にこれ以上誰も行って欲しくないという気持ちがあります。
あんな孤独な、虚無に誰も足を踏み入れて欲しくないと思うのです。
たとえ足を踏み入れたとしても、ズブズブと入っていくのを、少しでも立ち止まる機会を提供したいと考えています。
提供なんかできるかわからないけど、小さな休憩所になりたいと、思っています。
摂食障害
食べ物は、私たちを支配しようとなんてしてない。
でも私たちは、食べ物がないと生きることができません。
切っても切れない。
だから、とても怖い 依存症なんだと考えています。
私たちは、自分を変えていくことができます。
体も心も、自分のもの。
誰にも奪うことなんてできません。
守って欲しいんです。
誰にも奪えないけど、自分にしか守れない。
だから、命だけは守って欲しいんです。
食べてもいい。食べなくてもいい。吐いてもいい。
今、命を守る為に必要なだけです。
いつか必ず、食行動以外で、命を守ることができます。
命は、自分。
変な文章。
私の心が荒れてますねw
今度の土曜は
ひがしまつやま・ともあしの会です。
よろしくお願いします♪