残雪輝く穂高・槍の峰々,雪融け水,草木の新緑…清澄さときらめきに満ちあふれる初夏の上高地[9] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

白い残雪輝く前穂高岳の眺望と白いニリンソウのお花畑が美しい徳沢を後にし、上高地のもっとも奥のほうに位置する横尾を目指します。

徳沢では少ないながらも観光客の方の姿もお見かけするのですが、横尾では往来するのは本格的な登山装備をされた方ばかり…実質的に穂高・槍への最前線の登山拠点といった感じのエリアです。

 

秋の紅葉の美しさで有名な涸沢方面へ向かう横尾大橋の上からも、前穂高岳の険しく荒々しい岩稜をバッチリのぞむ事が出来ますよ~!!

いかに暖冬少雪とはいえ、5月半ば過ぎの穂高・槍の峰々には白い残雪がしっかり輝いています。

この純白の雪が融けて梓川に流れ込み、あのたとえようもなく美しく澄んだ北アルプスブルーの清流が生み出されるのですね。

 

横尾大橋から少しだけ下流側に戻ってみると、ロッククライミングの聖地でもある屏風岩の一端を目にする事が出来ます。

5月半ば過ぎは本格的な登山シーズンにはまだちょっと早い時季ですし、人の姿もまばら…梓川の流れる音と小鳥のさえずり声だけが聴こえてくる感じです♪

 

そうそう、梓川は横尾よりもさらに上流部に行くと『槍沢』という呼び方に変わります。

梓川には幾つもの支流があるものの、槍ヶ岳がいちばん標高が高くて山深い地点にある源流だとされている事がその理由なのでしょうね。

 

徳沢キャンプ場のような“一面の真っ白なお花畑”とはいかないものの、横尾周辺もなかなかのニリンソウの群生地…遊歩道の周りや原生林の林床に目をやると、見事な白と緑のパッチワークカラーが広がっていますよ~!!

 

まるで仲良く寄り添うかのように、ひとつの茎から2輪のお花を咲かせるニリンソウ…まさに、新緑まばゆい時季へと向かう頃の上高地を代表する山野草だと言える気がするなぁ。

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

 

さてさて、8月7日は立秋でしたね。

暦のうえではもう秋なのですが…誰がどう考えても昨今の酷暑下では秋どころか真夏の最盛期ですよね~~(汗)。

 

こちら富山も昨日,今日は最高気温32℃前後と”比較的”涼しいものの、先週後半から今週初めにかけては連日猛暑日でしたし、この後も日本全国、間違いなく体温並みの暑さの日が続出する事でしょうね…。

皆様も熱中症や暑さバテにはくれぐれもご注意くださいね。

 

少しでも涼をお届け出来ればと、梅雨明け直後の8月2日の早朝の剱岳の姿をどうぞ~!!

 

早朝7時前、立山三山の一峰である別山の山頂から対峙する標高2,999Мの剱岳。

鋭く荒々しい岩稜が朝陽に照らされる様は荘厳そのものでしたし、この時の気温は実に14~15℃!!暑さとは無縁の世界でした。

 

九州地方ではお盆休み直前の今日、大きな地震が発生しましたね…。

発生した時間帯も元日の能登半島地震と同じく夕方でしたので、あの日の事を思い出してしまいました。

まだ全容は分かりませんが、大きな被害にならない事を祈っております。