みずみずしい新緑と北アルプスブルーの清流がきらめく初夏の北アルプス山麓[8]上市町・馬場島より | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

剱岳への早月尾根ルート登山口に位置する上市町の馬場島…登山拠点としての役割はもちろんの事、ハイキングコースやキャンプ場なども整備されているほか、その周辺にもファミリー向けから上級者向けまで、体力や経験などに合わせて山歩きを楽しめる魅力的なルートがいくつもあるんですよ~!!

 

今回登ってきた標高1,255Мの中山はその中でももっとも知名度&人気の高い山のひとつでして、危険な個所が少なくて気軽に登れるわりには剱岳の眺望が素晴らしい事もその理由です。

標高700Мの馬場島から2,999Мの剱の頂までのおよそ2,200メートルの標高差を一気に登る早月尾根の急峻さを目の当たりに出来ますし、剱岳の主稜線の鋭いギザギザの岩稜も大迫力で迫ってきます。

 

遠望してもその鋭さ,険しさが印象的な剱岳ですが、間近で眺めるとまるで巨岩を荒々しくたたき割ったかのような山容をしている事がよく分かります。

暖冬だったとはいえ、鋭く刻まれた谷筋などにはまだまだ豊富な残雪が白く輝いていましたし、芽吹いて間もない新緑の木々との共演も本当に爽やかで美しいものでした♪

 

中山の登山口から山頂までの標準タイムはおよそ90分なのですが、この日はとってもお天気が良くて剱岳もこのとおりバッチリ見えていましたからね…こんな日は自然とテンションが上がって足取りも軽くなりますし(笑)、1時間ほどで登頂する事が出来ましたよ~♪

もう40代も半ば過ぎの私ですが、何とこれまでの最速タイム!!初めて登った30代の時よりも早く登れました♪少なくとも気持ちはまだまだ若いです!!

 

山頂からのこの山岳景観を存分に楽しんだ後は、足下に咲くお花を楽しみながらのゆっくり下山です(落ち葉の上や土がむき出しになっている箇所は意外に滑りやすいので油断禁物です)。

 

芽吹き,新緑の時季の剱岳山麓は様々な山野草の宝庫でもあり、少し前のブログで紹介させていただいたニリンソウのほかにも可憐なお花を目にする事が出来ます。

中でも馬場島周辺は今や富山県内でも貴重なカタクリの自生地でして、中山の登山道でも所々に群生して咲いています♪

俯きかげんに咲く薄紫色のカタクリ、何とも可愛らしい姿ですよね…この辺りにはギフチョウも生息しているため、運が良ければお花に止まっている所を見られるかもしれませんよ~。

 

立山の室堂平の辺りでもよく見かけるピンク色のイワカガミも咲き始めていましたし…

 

山頂付近から登山口まで、その他にもいろいろなお花を目にする事が出来ましたよ~

 

新緑と花々が彩る剱岳山麓の美しさに心癒されたひとときでした。

 

さてさて、今シーズンは5月半ば過ぎにひき続き、梅雨入り前の6月上旬にも信州の上高地を歩いてきました。

前回同様にお天気にも恵まれ、ちょっとだけ夏らしい表情になった穂高の峰々と少し濃さを増した新緑、それにやっぱり清らかな水とが織り成す絶景を楽しむ事が出来ましたよ~!!

朝もやも幻想的な雰囲気を高めてくれていました。