みずみずしい新緑と北アルプスブルーの清流がきらめく初夏の北アルプス山麓[5]上市町・城ヶ平山より | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

富山では昨夜から今朝にかけて、久しぶりにシトシト雨が降りました。

本来でしたら連日雨模様でお日様が恋しくなってもいいくらいの時季なのですが、明日,明後日もいいお天気になるとの事…雪融けが進み、すっかり夏らしい装いになった北アルプスの峰々の姿も見られるかなぁ。

 

ただ、今週末以降はずらっと傘マークが並んでいますので、北陸地方もいよいよ梅雨入りとなりそうです。

そうなると、明日の陽射しは貴重なものになりますよね…学校ではプールの掃除も予定されていますし(先生と4,5,6年生の子ども達で行います)、その他の屋外の作業も出来るだけ進めておきたいと思っています。

 

そんな感じでようやく雨の季節が訪れそうな富山ですが、ゴールデンウィークから5月末頃にかけての1か月間は五月晴れの日が多く、白い残雪を輝かせた剱・立山の峰々が姿を現してくれる日も例年よりも多かった気がします♪

5月4日もそんな絶好の“北アルプス日和”でして、県内各地から青空のもとにそびえる標高3,000М級の峰々の大パノラマをしっかりのぞむ事が出来ましたよ~!!

 

こんな日はただ遠望しているだけではもったいないですからね♪剱岳山麓・上市町にある城ケ平山に登ってまいりました。

城ケ平山は上市町の山あいの大岩地区から浅生地区に位置する里山でして、標高およそ450メートルの低山ながらも眺望は素晴らしく、山頂からは剱岳や北方稜線,大日の峰々などを一望する事が出来ます。

 

この日は気温が高めだったわりには空気が澄んでいましたので、標高2,999Мの剱岳の鋭く荒々しい岩稜もこのとおりくっきり!!

岩肌には白い残雪が輝いており、里山のやわらかで眩しい新緑との対比もとっても印象的でしたよ~!!

 

城ケ平山への登山口は主に2か所…不動明王の摩崖仏で知られる大岩地区の日石寺のそばからのコースと、そこからさらに山道を行った先にある浅生(あそ)地区からのコースになります。

どちらのコースも整備が行き届いていますので、ほぼハイキング感覚で登る事が出来ますし、ゆっくり歩けば小さな子どもでも大丈夫だと思います♪

 

山頂までの所要時間は標準的な大人の足ですと、大岩地区からは1時間弱、浅生地区からですとちょっとショートカット出来て40分くらいでしょうか。

城ケ平山は山名に『城』とつく事からも分かるように、戦国時代の山城の跡でもあります。

砦が建てられていた山頂は真っ平で広々としており、解放感もバツグンですよ~!!

 

今回は浅生地区から登りましたので、下山時には登山口のすぐそばにある『花の家』に立ち寄ってみました。

『花の家』は富山県出身の映画監督・細田守氏が手がけたアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』の作中で主人公の雨,雪のきょうだいと母親の花が暮らしていた家のモデルとなった、築100数十年の古民家です。

 

家主の方は何年か前にお亡くなりになられたとお聞きしていますが、お子様達のご厚意でミュージアムとして解放されており、誰でも自由に中を見学出来るようになっています。

 

大広間の立派な梁。

冬には1メートルをゆうに超える雪が降り積もる剱岳山麓…屋根雪の重さに耐えるため、主要な梁や柱にはこのように太くしっかりした木が用いられます。

1世紀以上にもわたってこの古民家を支え続けているだけあり、力強さを感じさせられますね。

 

懐かしの黒電話!!スマホの時代ですが、こちらでは何と未だに現役なんですよ~!!

そういえば私の家の電話も、私が小学校低学年だった40年前くらいまではこれだったと記憶しています♪

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

後半は昨日にひき続き、5月半ば過ぎに出かけてきました信州の上高地の風景をちょっとだけご紹介させていただきます♪

やわらかな新緑につつまれる田代湿原。

 

芽吹いて間もない落葉松と穂高の峰々。