早いもので6月も終盤…沖縄や奄美では梅雨明け宣言が出されましたが、多くの地域ではむしろこれからが本格的な雨の季節なんですよね。
富山もここ数日は雨がずっと降り続くという状況ではないものの、屋外,屋内ともにとってもムシムシしていて不快指数がかなり高め…。
加えて昨日,今日は最高気温30℃前後と暑さも真夏並みに厳しく、湿った生ぬるい空気が全身にまとわりつくようで、すご~く重苦しい感じがします…。
昨夜降っていた雨は今朝までにはあがったのですが、熱中症の危険性がとっても高いとの事で、勤務先の小学校では休み時間の体育館,グラウンドの使用禁止措置がとられましたので、子ども達はちょっと退屈だったかもしれませんね…。
ただ、プール開きは予定どおり行われましたので、明日からは水泳の授業が行えるようになりますよ~。
待望の夏休みまで1か月をきりましたが、大雨災害に見舞われる事無く真夏が訪れてくれる事を切に願いたいものですよね。
さてさて、生まれも育ちも富山の私ですが…今からおよそ27年前(笑)、学生時代の2年間だけはお隣信州の松本市に住んでいました。
その際にゼミの同級生といっしょに上高地を訪れたのですが、そびえ立つ槍・穂高の峰々の美しさと荘厳さに心を打たれ、それ以来毎年一度は欠かさず足を運ぶようになりました♪
そんな青春時代の思い出の地でもある上高地に、今年も5月18日,19日と出かけてまいりましたので、その際に出会えた風景をこれから数回に分けてご紹介させていただきたいと思います!!
標高3,000Mを越える北アルプス槍・穂高の峰々を眼前に仰ぎ見る上高地。
日本屈指の名峰達の秀麗な姿は言うまでもなく、それらの峰々に源を発する清流や手つかずの木々や花々が加わる事で四季折々に素晴らしい山岳景観が描き出され、見るものを魅了してくれます。
絶景ポイントぞろいの上高地の中でも屈指の人気を誇り、ここは絶対に外せない!!という場所のひとつがこちら、大正池です。
風の無い早朝の水面はまるで水鏡のように静かで、穂高連峰の姿がくっきりと映し出されるリフレクション風景『逆さ穂高』は本当に幻想的…何度見ても見飽きる事はありません。
例年でしたら5月半ば過ぎの穂高連峰にはまだまだ残雪がたくさんあるはずなのですが、今年はこちらの山域の降雪量もかなり少なめだったみたいですね。
それでも朝陽に照らされる青き峰々に輝く白い雪はやっぱり清らかで美しい!!対岸の落葉松などの木々の芽吹きもいい感じに進んでおり、やわらかな新緑が目に眩しかったですよ~。
ほんの少しでも風があると水面が波打ってしまいますので、こんな穏やかでいいお天気の日でないと出会う事の出来ない神秘の山岳景観『逆さ穂高』。
陽が高くなるとどうしても気流の関係で風が出てきますので、日の出前から朝8時半過ぎまでがチャンスです♪
日の出直前の穂高連峰と大正池は、少し落ち着いたモノトーンの色彩につつまれます。
だんだん東の空が明るくなり(向かって右側)、それにつれて穂高の峰に次第に朝陽が当たり、刻々とその色彩を変えていく様子もまたドラマチックで素晴らしいものですよ~!!
大正池といいますと、こちら焼岳の存在も忘れてはいけません。
大正4年の大噴火で梓川がせき止められた事で一夜にして誕生した大正池。
流れ込む土砂や石で年々埋まりつつあり、ここ25年くらいを見ていても結構小さくなったかなぁ…?という感は否めないのですが、毎年の浚渫作業によってこの景観が維持されています。
上高地の中でも特に大好きな場所のひとつですし、いつまでもこの絶景が残ってくれるといいのですが。
それから先週末の6月24日、地元の誇る観光名所の黒部峡谷に出かけてまいりました!!
この日はちょうど梅雨の中休み♪時折陽射しも届く穏やかなお天気で絶好のトロッコ電車日和!!峡谷の爽やかな風を直に感じられるのトコロが魅力の、窓の無い普通車両に乗車する事にしました。
始発駅の宇奈月駅から少し行くと、うなづき湖が見えてきます。
梅雨の時季は大雨の影響で水が濁っている事も少なくないのですが、この日は綺麗なエメラルドグリーンの湖面でしたよ~。
緑もずいぶん濃くなり、新緑から深緑へと移ろう頃の彩りを魅せてくれていました。
黒薙駅に到着しました。
こちらから徒歩20分くらいの所にある黒薙温泉は源泉かけ流し!!ちなみに麓の宇奈月温泉のお湯もこちらから引湯されているんですよ。
毎分2,000ℓ、湯量もとっても豊富です。
ちなみに宇奈月温泉は今年がちょうど開湯100年のメモリアルイヤー!!皆様ぜひお越しくださいませ。
沿線でもっとも高い鉄橋、後曳橋(あとびきばし)の上から。
大した事なさそうに見えますが、河原までの高さは実に約60メートル…誤ってスマホなどを落としてしまうと、回収はほぼ不可能です(汗)。
続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。