梅の季節から桜の季節へ♪本格的な春を迎えた富山[4] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

4月がスタートして間もない頃ではありますが、今年の桜前線はオリンピックの100M走並みの全力疾走で到来しましたからね…東北地方などでも既にソメイヨシノが咲き始めている所もあるそうですし、早くに開花宣言が出されていた地域ではもう桜吹雪や花筏になっているようですね。

 

こちら富山で河津桜が見頃を迎えたのは3月10日頃,梅がいちばんの花盛りを迎えたのが3月半ば頃でした。

今思えば3月15日、この日は富山県内No.1の梅の名所である富山市・内山邸の梅園の梅も最高の咲き具合でしたし、白い雪を輝かせた剱・立山の峰々との共演も楽しめるなど、今シーズンいちばんの観梅日和だったかもしれません。

 

それからわずか10日余りで桜(ソメイヨシノ)が満開を迎えるなど、1か月足らずの間に早春から春へと季節が一気に移ろっていった感じ…。

春といいますと長閑でどこかのんびりしたイメージがあるのですが、花ごよみは日ごとに移ろっていきますし、そういう意味では意外に慌ただしいんですよね~。

 

3月19日に内山邸を再訪した際には、鶏小屋の横に植えられた大きなハクモクレンもいい感じに開花していました。

純白の花びらはすぐに傷んでしまうのが難点ではあるのですが…春の青空のもとに咲き誇る様は清らかさに満ち満ちている気がするなぁ。

 

例年、このハクモクレンが咲いてから数日のうちには富山に桜の開花宣言が出されるのですが…今年は3月22日、3日後の事でした♪

 

 

さてさて、そんな感じで駆け足で訪れた今年の富山の桜の季節…本来でしたら今日あたりはもうすぐ満開!!という時季のはずなのですが、平野部のソメイヨシノはもう盛りを過ぎて散り始めている所が大半です。

 

先週末はお天気にも恵まれましたし、実質的にお花見のラストチャンスという感じでしたので、県内各地のお花見スポットはどこも賑わっていたみたいですよ。

私も先週初め~先週末にかけて、富山県内の桜の名所を何か所か巡ってまいりましたので、今回から数回に分けてご紹介させていただきますね~。

 

まずは私の住む黒部市の明日(あけび)地区にある、法福寺というお寺の境内に植えられたエドヒガンザクラ。

樹齢400歳を超えるとも言われる巨木でして、幹の一部分が傷んではいるもののまだまだ元気♪毎年春には見事な薄紅色のお花を大きく広げた枝いっぱいに咲かせてくれます。

 

今シーズンは暖冬だったものの、本来は雪国である富山…明日地区は山あいに位置している事もあり、冬には湿った重たい雪が連日降り続きます。

このように丈夫な支柱をあてがって、雪の重みで枝が折れてしまわないようにしっかり保護しています。

 

立派な幹から太い枝が4方向に広がっていますので、見る位置や見上げる角度によっても微妙に趣が異なる気がします。

 

 

お堂の周りにも様々な品種の桜の木が植えられていますので、この時季はまさに境内全体がやさしい春色に染まる感じです。

 

 

 

続いて、黒部市役所の駐車場にある『百年桜』と呼ばれる、その名のとおり樹齢100歳を超えるソメイヨシノの銘木です。

現在の黒部市役所の庁舎は旧三日市小学校の跡地に建てられているのですが、この『百年桜』は当時赴任した先生が植樹した苗木が大きく育って現在に至るものなのだそうです。

 

ソメイヨシノの寿命は一般的には70~80歳程度とされていますので、この木はもうかなりの長寿という事になりますよね。

 

 

それでもご覧のとおり、毎年春には見事な咲きっぷりを魅せてくれますし、地元の方々や卒業生の方々からも愛されている桜です。

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。