昨日のブログの続きになります。
竪坑エレベーターを上がった所には、ちょっとした展望スペースが設けられていました。
お天気が良い日には、こちらから北アルプスの後立山連峰の山々が見渡せるそうなのですが、昨日はあいにくのお天気のため、すぐ間近の奥鐘山がかろうじて見える程度でした。
こんな感じで、レールが敷かれたトンネル内をしばらく歩きます。
旅客営業区間ではないため、ツアー参加中は安全のためヘルメットの着用が義務付けられている他、飲酒喫煙禁止などいくつかの決まり事も守らなくてはなりません。
やがてトンネルを抜け、外に出ました。
相変わらずの雨模様でしたが、せっかくでしたので新たに設けられたパノラマ展望台まで歩いて登ってみました。
整備されてはいるものの、途中丸太の桟橋を歩いたり、急な階段の登りもあるため、歩きやすい靴でないと危ないかもしれません。
視界はやっぱり良くありませんでしたが、もし晴れていれば先程の展望台と同じように、後立山連峰の山々や、剱・立山連峰の北方稜線あたりまで見渡せる絶景ポイントなのだそうですよ。
欅平に戻る前に、有名な高熱隧道を経て黒部川第四発電所(黒部ダムの水で発電している水力発電所)へ続くトンネルを見せていただきました。
以前、紅白歌合戦で中島みゆきさんが『地上の星』を唄った場所も、このトンネルのずっと奥なのだそうですよ♪
案内,説明もとっても丁寧で分かりやすかったですし、記念撮影にカメラのシャッターを押していただけたりと、サービスも良かったですよ。
『秘境黒部の電源開発の歴史』の一端に直に触れる事の出来た、とっても楽しい時間でした。
こちらを見学した後は、欅平の自由散策でした。
お腹が空いたので、とりあえずはお昼のお弁当(笑)。
混雑していましたが、何とか雨のかからない所を見つけ、この景色を見ながら食べました。
その後、奥鐘橋を渡った辺りからの眺め。
相変わらず雨は降り続いていましたが、20分弱かけて猿飛峡まで歩いてみました。
雨に煙る山々や岸壁に色付いた木々…晴天時と比べて鮮やかさは控えめなものの、水墨画に描かれるような幻想的で静かな、落ち着いた雰囲気の秋深まる黒部峡谷の風景を楽しむ事が出来ましたよ。
帰りの電車もやっぱり窓無し…私も同僚の皆さんも合羽を着っぱなしで汗をかいていたため『明日、風邪ひいてみんな休みですかね~』とか言って笑っていましたよ(笑)。
ちなみに全員大丈夫だったようでございます(笑)。