H・てつののんびりブログ♪

H・てつののんびりブログ♪

黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

今日11月8日、ようやく剱・立山の峰々の初冠雪が観測されました~!!

ライブカメラを見ていると、アルペンルートの最高標高点の室堂平あたりでは一昨日あたりから雪が積もってはいたものの、雲がかかっていて平野部からは峰々をのぞめなかったため、初冠雪の発表が今日にずれ込んだみたいですね。

 

昨年よりも30日余りゆっくりではありましたが、標高3,000М級の北アルプスにもようやく白い雪が舞い降りました♪

今日は県内各地からそんな峰々の姿をのぞむ事が出来ましたし、私もちょっと年休をいただいて、うっすら雪化粧した剱岳とイチョウの黄葉とのコラボ山岳景観を観に行ってきましたよ~!!

これを見ない事には、富山の晩秋は語れませんからね(笑)。

 

さてさて、今回はまだ新雪が輝く前…10月14日の剱岳山麓の里山歩きの様子をご紹介させていただきますね~。

この日登りに行った里山は、上市町の西種地区,水上地区にある『ハゲ山』。

名前だけ聞くと何だかパッとしないかもしれませんが…眺望はとってもよく、山頂からは標高2,999Мの剱岳や大日の峰々が一望出来るほか、眼下にはのどかな農村風景が広がります。

 

『ハゲ山』は上市町ではわりとポピュラーなハイキングコースでして、最近になって新しい登山道も切り開かれました。

ただ、そちらから登り始めると山頂まで小一時間近くかかってしまいますので、私は30分足らずで山頂に立てる旧登山道を歩く事が多いかなぁ。

 

とはいえ、歩く人が少なくなった里山は当然整備もされませんので、あっという間に野に還っていきます。

こちらが旧登山道の登り口なのですが、今やかろうじて踏み跡が残っている程度…一応小さな標識が設置されてはいるのですが、初見ではこの原野の先に登山コースがあるとは分からないですよね。

このまま人の手が入らない状態が続くと、おそらく数年後には通行不能になるだろうなぁ。

 

原野の先には杉林になっているのですが、こちらも折れた枝がそのままになっていたり一部崩れていたり…自然に還りつつあるようです。

 

杉林を抜けてしばらく登ると稜線に出て、同時に『ハゲ山』の山頂部分が見えてきます。

それにしても…こんなに樹木が生い茂っているのに、どうして『ハゲ山』などと呼ばれているのかなぁ?本当に謎です…。

 

稜線に出るとそれまでとは一転、登山道が以前よりもしっかり整備されて歩きやすくなっていました♪

 

標高465Мの山頂への最後の登り…ここを登りきると一気に視界が開け、剱岳や大日の峰々と対峙する事になります。

 

下山する途中にちょっと寄り道し、すぐ近くにある標高477Мの『峠山』の山頂へ。

剱岳の見え方は大差ない感じですね。

 

樹木はまだほとんど色付いてはいませんでしたが、のどかで爽やかな秋の剱岳山麓の景観と空気に心癒されたひとときでした。

11月…霜月を迎えた富山ですが、先月からひき続きで晩秋とは思えないようなあたたかさが続いていまして、平野部では暦のように霜が降りるような冷え込みになる日はまだありません。

剱・立山をはじめとする北アルプスの峰々にもまだ雪は見えませんし、もしかしたら観測史上もっとも初冠雪がゆっくりなシーズンになるかもしれないなぁ。

 

ただ、これまでの経験上、剱・立山の初冠雪がゆっくりだったシーズンの冬は降雪量が多くなる事がしばしばあるんですよね…。

断続的に降り続く感じではなく、わりと短い期間にドカッと大雪になる降り方…ちょうど数年前の豪雪みたいな感じ、といえばいいでしょうか。

昨今は季節問わず極端な気候,天候がぐっと増えていますので、早めに冬への備えをしたほうがいいかもしれませんね。

 

とはいえ、夏の異常な暑さとその後の厳しい残暑の影響は予想以上に大きいようでして、こちらの剱岳山麓の紅葉(黄葉)も今年は色付き具合がイマイチ…葉っぱが傷んで色付く前に落葉してしまった木々が多く目につきますし、色付いているものも鮮やかな色彩とはいえないかなぁ。

 

そんな中でも『秋の七草』のひとつ、ススキは剱岳山麓の風景に落ち着いた秋の風情を添えてくれていますよ~。

10月14日に『剱岳にもっとも近い山里』上市町・伊折地区に出かけてきたのですが、その時も秋の陽射しを受けて銀色に輝くススキの穂が例年よりもあたたかい秋風に揺れ、青いシルエットの標高2,999Мの剱岳をそっと彩ってくれていました。

 

剱岳山麓にはどういうワケか帰化植物のセイタカアワダチソウがほとんど侵入しておらず、至る所で一面のススキ野の風景を目にする事が出来ます。

セイタカアワダチソウもよくよく見れば黄色のお花が色鮮やかですし、日本の秋の風景にとけ込みつつあるのかなぁとも思うのですが、北アルプスのある風景にはやっぱり渋い銀色のススキの穂のほうがよく似合う気がします♪

 

それからおよそ2週間後に再訪した剱岳山麓ですが、10月末にもかかわらず剱の頂には白い雪はまだ見えませんでした。

早月尾根登山口のある馬場島のこちらのポイントは、例年でしたらこの時季にはもう少し色付きが進んでいてもいいはずなのですが…緑が目立っていましたし、錦秋の彩りとはちょっと言い難い感じだったなぁ。

 

 

地元の黒部峡谷鉄道沿線も例年11月上旬~半ば前あたりが色付きのピークなのですが、今シーズンははたしてどうなるでしょうか。

とはいえ、秋もいよいよたけなわ…いろいろな秋を元気に楽しみたいですね!!

10月もあと2日でおしまい&間もなくハロウィンもやってきますが、連日この時季とは思えないくらいのあたたかさの日が続いていますね…。

富山でも朝晩こそそれなりにヒンヤリするようになってきたのですが、日中はまだ最高気温が20℃を超える日も多いですし、なかなか半袖のポロシャツをしまう事が出来ません…。

どうやら『秋の深まり』を感じられないままに11月を迎える事になりそうです。

 

それに、この秋はあたたかさのわりにはお天気がいまひとつスッキリせず、一日中快晴!!という心地よい秋晴れの日がすご~く少ない気がするなぁ…。

剱・立山をはじめとする北アルプスの峰々も雲におおわれてしまう日が多いですし、山麓の紅葉(黄葉)の進み具合も例年より1週間から10日はゆっくりな感じ…これぞ秋の北アルプスの山岳景観!!と言えるような風景にもなかなか出会えずじまいです。

 

そんな中でも9月12日の早朝、剱岳山麓の上市町・広野地区からは、剱・大日の峰々と見頃を迎えたキバナコスモスとが描き出す美しい初秋の山麓風景を目にする事が出来ましたよ~!!

上市町の農道沿いには至る所にキバナコスモスが植えられていまして、毎年夏の終り頃になるとだんだん花数が増えてきて、オレンジ色や黄色のお花が剱岳山麓の農村に鮮やかな彩りを添えてくれます。

 

中でもこちらのキバナコスモスのお花畑は標高2,999Мの剱岳との位置関係がとってもよく、私のお気に入りの撮影ポイントのひとつ♪ほぼ毎年おじゃまさせていただいております。

 

時刻は早朝6時過ぎ…稜線を越えてきた太陽が剱岳から剱御前~奥大日岳~大日岳へと連なる峰々をやわらかな銀色に輝かせます。

この『銀剱』が見られるのは、日の出間もない頃の短い時間だけ…キバナコスモスの花びらの色ともよくマッチしますし、初秋らしい爽やかさも感じさせてくれる風景である気がします。

 

この日も決して涼しいとはいえない一日のはじまりだったのですが、どこからか聴こえてくるコオロギやスズムシの声が心なしか夏から初秋への季節の移ろいを知らせてくれているようでしたよ~♪♪♪

 

それからおよそ1か月半が経った剱岳山麓ですが、今年は『錦秋』と呼ぶにはまだまだ物足りない感じ…10月27日に剱岳の早月尾根登山口のある馬場島に出かけてきたのですが、見頃まではもうしばらくという色付き具合だったなぁ。

また、たいてい10月半ばには剱岳に初冠雪の便りが届くはずなのですが、この秋はまだ一度も白くなっていません。

鋭く荒々しい岩稜に雪が輝くのはいったいいつ頃になるのでしょうか…。

 

もうしばらくしたら、お天気のよい日を見計らってまた足をのばしてみようと思っています。

 

…その帰り道、県道に設けられた道路標識の裏側でヤバいものを見つけてしまいました(汗)。

 

こんな所に何と『新築物件』のスズメバチの巣が!!

おまけに既に入居済みのご様子で、働きバチがひっきりなしに巣の穴から出入りしていました…。

 

山道とはいえ、自転車でサイクリングされる方もいらっしゃいますからね…刺される被害が出なければよいのですが。