● Not yet「西瓜BABY」は、AC/DC的なリフでメロメロにする | 願いの花が咲く運命を信じて

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「Not yet」公式サイト「Release」ページ

「西瓜BABY」の曲に早くもめちゃハマりな私ですが、なぜこれだけスコーンとハマるのかと考える中、気づいたことがありまして。それは、イントロが「リフ」であることですね。だから、病みつきになるんだ、と(笑)。

AKB48の楽曲というのは、「イントロ」のよさ、つまり、美しさだとか、耳触りの良さとか、に秋元先生がこだわっておられますよね。これは、実際に明言されてますし、AKB48ファンの方ならご存知な方はご存じだろうし、知らなくても気づかれてる方も多いと思います。

このAKB48の楽曲のこだわりの「イントロ」ということなのですが、J-POP的な、歌謡曲的な見地からしますと、そのイントロの多くは「メロディ」の形で作られている。たとえば、サビのメロディをイントロに持ってくる等々、ありますよね。ところが、「西瓜BABY」のイントロは、メロディというより「リフ」になっているという。

イントロ
→1.メロディになっている場合  
→2.リフになっている場合  
→3、メロディとリフの混合になっている場合

単純化するとこの3通りが考えられる。「西瓜BABY」の場合は「2」であるという私の捉え方です。

では、「リフ」というのはいったい何なのかと言いますと、「同じ、フレーズを繰り返すこと」と言えますかね。特に私が知ってる中では、ロックの曲に多い。あまり、ロックを聴かない方にはピンとこないかもしれませんけどね。私は、HR/HM(ハードロック・ヘビーメタル)の重度のマニアだったので(笑)。

同じフレーズを繰り返す。あるいは、繰り返しながらコードが変わって進行していく。

リフ(Wikipedia)

▼【動画】AC/DC Shoot to Thrill (with Iron Man 2 footage!)

↑は私がこよなく愛する、古今東西で最も好きなバンド「AC/DC」の「Shoot to Thrill 」という曲ですが、これを例にとりますと、このイントロのしょっぱなから、同じフレーズを繰り返して曲が進んでいるのが明らかだと思います。 いや、というか、AC/DCの楽曲は、「ほとんどがリフでできている」と言っても過言ではなく(笑)、また、私もそうですがロック界では「リフの宝庫」と認識されていると思います。

こうして、同じフレーズを繰り返していくのがリフ。

このリフというのが、Not yetの新曲「西瓜BABY」に使われていると気づいたのです。

私が、AC/DCをはじめとしたロックバンドの楽曲がたまらなく好きなのは、この「リフ」の魔力のお蔭だと考えてます。ナイスな(笑)リフが、繰り返されることによって病みつきになる、ハマる。ただ、これはロック好きじゃない方には分からない感覚かもしれないので、伝えるのが難しいのですが(笑)、この「リフ」というのは、タバコやアルコールと同じような「依存症」をもたらすほどの効力があると考えます。いや、「依存症」と書くと、おどろおどろしい感じになってしまうわけですが(笑)、いや、そんなオーバーな話というより、だからこそ、「ロック大好き」な人が世界中に山ほど生み出されると思うわけです。

ロック好きをメロメロにする「リフ」の効能(笑)。それが「西瓜BABY」に取り入れられている、と。

まぁ、「西瓜BABY」の場合は、軽く1小節イントロかましておいて(リフ)、いきなりサビが来る。頭から来る。(あくまでも試聴版のお話です)、その初っ端のサビが終わった後、「頭で1発入れられたリフが再び登場」で、繰り返される。おそらく、この後、「Aメロ」で入っていくと思うのですけどね。変則的ですけども、楽曲の主軸になっているのは、あの「リフ」だと思います。

イントロ(リフ)(1小節半ぐらい?)→サビ→イントロ(リフ)→Aメロ  (「西瓜BABY」)

イントロ(メロディ)→Aメロ→Bメロ→サビ  (標準的な楽曲)


ということで、私が申したいのは、

1.「西瓜BABY」の楽曲のイントロは「リフ」が主軸になっている。
2.「リフ」は聴く者を病みつきにさせる効能を持つことが多い。
3(1+2). よって、「西瓜BABY」は聴く者を病みつきにさせやすい。

この論理学の三段論法(笑)。いや、そんな堅苦しいことではなく、「リフのお蔭で病みつきになる曲かな」ということが言いたかったわけです。まわりくどくてすいません(笑)。

「西瓜BABY」は私の大好きな「AC/DC」的な曲である。【結論】 とします(笑)。


● さてそういえば、Not yetのニューシングルの中に、ゆいはん、こと、横山由依ちゃんのソロ曲が入るとのことで、ご本人から報告がありましたね♪ ゆいはん、おめでとう♪。渡り廊下のらぶたんに続いてきわめておめでたいお話であります。

ゆいはんは歌手志望ということで明確に意思表示してますから、その意味でも夢への第一歩ですね。ほんと、由依ちゃん本人とファンと共に力を合わせて実現したいものですね♪。

秋元先生がゆいはんにどのような曲を提供するのかも見どころ、楽しみですね。

・・・。

さて、前エントリーでも書きましたが、派生ユニットからソロデビュー者が出ることによって、派生ユニット内で他のメンバーがソロ曲を歌うチャンスが生まれるという傾向が明らかになってきました。

で、ソロ曲を頂きますと、ファンから見て「ああこんな感じになるんだ。すごくいいよね。」ということになりまして、当該メンバーのソロデビューを待望する気持ち・声が高まる効果が期待されます。これだけで、ソロデビューの前段階として一歩前に進んだということでしょう。

また、らぶらん、ゆいはんのソロ曲ゲッチュは、他のメンバーの士気高揚にもつながります。「私も!私も!」と頑張るモチベーションになる。実は、AKBグループ全体への波及効果もあるというわけです。

・・・。

さて、そんなこんなですが、改めて、AKB48グループにおける「ソロ曲」というのはどんな感じなのか見てみましょう。


【AKB48グループ ソロ曲一覧】

【優子さん】 「泣きながら微笑んで」

【★まゆゆ】 「風のバイオリン」「やさしくさせて」「軟体恋愛クラゲっ娘」「夕陽のいじわる」「未来の恋人」「恋は心配性」「麻友のために」「シンクロときめき」「三つ編みの君へ」「サバの缶詰」「マユユロイド」「ラベンダーのジュータン」「新宿優等生」

【玲奈ちゃん】 「枯葉のステーション」
【ゆきりん】 「夜風の仕業」「沈黙」「ぽっかり」「真夜中の歯磨き」

【たかみな】 「愛しさのアクセル」「奇跡は夜生まれる」 「誰か教えて」 「Still」
【こじはる】 「Cloudy sky」「明後日、ジャマイカ」「微睡み 」
【みーちゃん】 「私は私」「サヨナラに気づいて…」「半分こ」

【★ともちん】 「Dear J」「Stay by my side」「Thank you」「TUNNEL」「ふいに」「Come on!」「Don't miss it!」「月の祈り」「僕のせい」「10年後の君へ」「Clone」「Always I need you」「deal」「lose-lose」「制服レジスタンス (板野ソロVer.)」「Wanna be now」「愛にピアス」
【★あっちゃん】「Flower」「この胸のメロディ」「La Brea Ave.」「頬杖とカフェ・マキアート」「夜明けまで」「Brunchはブルーベリー」

----少し最近-----
【★わさみん】 「無人駅」「ヘビーローテーション(演歌Ver.)」「帰郷」「瀬戸の花嫁」「翼をください」
【★さっしー】 「それでも好きだよ」「初恋ヒルズ」「恋愛総選挙」「Yeah! めっちゃホリディ」「愛しきナターシャ」
【ゆったん】「Stargazer」

-----最近-----
【さや姉】 「ジャングルジム」
【みるきー】 「わるきー」
【らぶたん】 「へそが曲がる」
【ゆいはん】

※ 主なメンバー。大島麻衣さん、えれぴょん等々、は除いてます。
※ 「★」はソロデビュー済みのメンバー
※ 上から「大まかに」ソロ曲を貰えてきた順に並べてみましたが正確ではありません。「ざっと」です。

↑ 全体曲、ユニット曲が主体のAKB48グループですが、ソロ曲もだいぶ増えてきましたよね。

また、元来は神セブン?をはじめ選抜常連メンバーが貰える傾向が強かったのが、ここにきて、ソロ曲ゲッチュメンバーが下のほうに広がってきましたね。「ソロ曲」をあげられるメンバーからどんどんあげよう、歌わせようという方針がハッキリしてきたことが分かりますよね~。

さて、ここで、秋元先生が以前携わられていた「おニャン子クラブ」のメンバーがどのようにソロデビューしていたのかざっと振り返ってみましょう。
【おニャン子クラブ・ソロデビュー者一覧】

新田恵利 シングル11枚 アルバム11枚(うちベスト7枚)
国生さゆり シングル10枚 アルバム8枚(うちベスト3枚)
福永恵規 シングル4枚 アルバム5枚(うちベスト3枚)
内海和子 シングル4枚 アルバム2枚(うちベスト1枚)
河合その子 シングル9枚 アルバム12枚(うちベスト5枚)
立見里歌 シングル1枚
高井麻巳子 シングル8枚 アルバム8枚(うちベスト4枚?)
城之内早苗 シングル21枚 アルバム10枚
岩井由紀子 シングル8枚 アルバム8枚(ベスト4枚?)
吉沢秋絵 シングル8枚 アルバム7枚(ベスト2枚?)
渡辺美奈代 シングル17枚 アルバム10枚(ベスト4枚)
渡辺満里奈 シングル17枚 アルバム13枚(ベスト4枚)
工藤静香 シングル41枚 アルバム29枚(ベスト11枚)
生稲晃子 シングル9枚 アルバム6枚(ベスト4枚?)
斉藤満喜子 シングル2枚
我妻佳代 シングル4枚 アルバム3枚(うちベスト1枚?)

ソロデビュー者16名 
1人あたり平均 シングル10.9枚  アルバム8.6枚

※ 出典はWikipediaです。
※ ざっと調べただけです。ほぼ合ってると思いますが、錯誤・誤差はあるかもしれません。二次使用される場合は(←そんな人いないか・笑)いま一度確認されるなどして、ご注意ください

こんな感じで、ソロデビュー者16名、シングルが平均10枚、アルバムが8~9枚。これだけの人数、これだけの枚数、ソロにてリリースしてきたということで、結構、すごくないですか?(笑)。これを考えると、AKB48グループの「ソロデビュー化プロジェクト(仮)」は、まだまだスタートしたばかりであると言えます(笑)。

また、デビューさせたからには、おニャン子のレベルまで到達するには、シングルは一人最低10枚、アルバムは8枚ぐらい(ベスト含む)、リリースしなければならいないという。その意味ではまだまだ目標点は遠いといえましょう。

頑張って到達したいものです。まずは、ソロデビュー者16名は超えないとね(笑)。秋元先生、お仕事が山ほどたまってますよぉ~(笑)。

夢が広がる。たまらない(笑)。

● おニャン子の場合でも、各ソロデビュー者の立ち上げでは秋元先生が歌詞を提供してましたが、時を経るにつれて、他の作詞家の方が書くようになったりしてました。というわけで、必ずしもべったり秋元先生が携わる必要性もないでしょう。実際、AKB48でもそのような傾向が出てくると思いますけどね。

● AKB48の姉妹グループや各派生ユニットあるいはソロデビュー者等々、怒涛のリリースラッシュで、「AKB48関連の楽曲が目立ち過ぎ」なんて思ってしまう人もいるかもしれませんが、特に、若い方の中で。ただ、おニャン子クラブが隆盛を極めていた時期はこんなもんじゃなかったと思いますけどね(笑)。ランキングでもほぼ常に上位を占め、あるいは、あの時期は、他のアイドルもたくさんいたし、あるいは、他のジャンルの歌手もいっぱいリリースしていて賑やかでした。

今のシングル界はそれを考えると淋しいものですよ。AKB48グループのこの程度のリリースラッシュで驚いていてはいけないと思います(笑)。

● らぶたん、ゆいはんの喜びようを拝見しますと、メンバーにとってはやはりソロ曲貰えるというのはうれしいことなんでしょうね。というか、これを目的に頑張ってるとも言えなくないですしね(笑)。

メンバーが嬉しそうに喜ぶ様子を目撃するのは、ファンとしてもこの上ない喜びですよね♪。