本日、2022年12月期(第15期)の決算発表を行いました。
あわせて、2023年12月期(第16期)の業績予想についても公表しております。
詳細は決算説明資料にて解説しておりますが、私の方でもポイントを絞って補足的に説明したいと思います。
まずは2022年12月期の決算です。
売上は8,061百万円(前期比+670百万円)、営業利益は571百万円(前期比+152百万円)で着地しました。
おかげさまで、結果としては売上、利益ともに創業以来過去最高を更新することができました。当社に関わる全てのみなさまに、この場をかりて御礼申し上げます。
ちなみに売上をみると、前期比としては9.1%増ですが、上場時の2018年12月期を起点とした5年間の売上高成長率(CAGR)は、28.5%となっています。
当社の販売スキームは、オーナー様が建て主となっていただき、設計、建築契約を締結する”不動産商品”方式と、当社が建て主となり完成商品をオーナー様に販売する”建売”方式があります。メインはオーナー様が建て主となっていただく”不動産商品”方式ですが、一部を財務安全性が確保できる範囲で”建売”方式としています。
不動産商品の売上計上タイミングは、原則として各役務提供が完了した時点となりますが、建売の売上計上タイミングは、建物の竣工・引渡時点となります。
そのため、単年度比較でみると、成長性にばらつきがあるように見えますが、このように5年スパンで見ていただくと、着実に成長しているということがわかっていただけるかと思います。
成長の要因としては、熊本、福岡、沖縄と順調にエリアを拡大できていること、そして、その拡大したエリアにおいて、仕入が順調にいっていることが一番の理由です。
また、建築機能を内製化するため2019年4月に立上げた建設子会社(グッドライフ建設)においては、精力的に技術者の獲得を行っており、設立4年未満ながら、建設技術者は23名となり、安定的に施工できる体制も整ってきました。
このことにより、以前は、人員不足のため、着工スケジュールが遅延したり、他社に施工を依頼していたことで売上、利益の機会損失もあっていましたが、現在は自社内で完結できる体制となり、そのような機会損失も完全になくなりました。
また、2022年12月期は、事業領域の選択と集中、建築原価のコントロール、組織運営の仕組み化による販管費の見直しを徹底的に行ったことにより、より筋肉質な企業体質に進化できました。
以上のように、今後さらに飛躍していくための組織基盤も整ってきた状況を踏まえ、
今期(2023年12月期)の計画は売上137億円、営業利益10億円を見込んでいます。
今期は15周年の節目の年でもあり、売上100億超え、利益10億を通過点として必ず達成したいと思います。
ちなみに、主な増加要因としては、土地と、建売の販売件数が前期比13件増加することと、1件当たりのボリュームが増加しているためです。
福岡、沖縄エリアは依然として賃貸需要は旺盛です。
また、熊本エリアにおいても最近ニュースで何かと話題のTSMCの進出に伴い、菊陽町周辺において賃貸需要の高まりが期待されています。
もちろん当社においても、そのような賃貸需要を想定し、昨年度は菊陽町にファミリー向けの大型用地3件の仕入れを行っております。
また、現時点においてはまだ未確定ではありますが、熊本都市圏での都市高速計画も立ち上がっており、熊本市の利便性も高まっていくことが期待されています。
当社としては、熊本は創業の地ということもあり、事業基盤がある優位性を最大限活かし、積極的な用地仕入を継続していきます。
前回のブログでも書きましたが、私の中でこの二年は我慢の年と位置づけ、将来の目的を達成するために、売上、利益よりも、再現性があるビジネスモデルづくり、そして成長し続ける組織づくりに注力してきました。
その結果がようやく数字にも現れてきていると思います。
もちろん私自身、今はまだ通過点との認識ですので、日本を代表する企業となれるよう、今後さらに成長を加速させていきます。
これからのGLCグループの活躍にどうぞご期待ください。
なお、当ブログについてですが、前回のブログで、今回をもって終わりにするという旨を書いておりましたが、予想外に続けてほしいとのお声をいただきましたので、もう少し継続したいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。