日常の日記

日常の日記

ただの日記

術後1カ月半経った頃の診察です。(6月)

胸の中央傷の端の膨らみや脇のたるみ、違和感は変わらず痺れも微妙にありそのまま.....

鍋の蓋が挟まっているような感じがするという人が結構いると先生が言っていましたが、その通りだと思いました。

気にならなくなるまで半年から1年はかかるそうです(T ^ T)。

 

そして手術時の病理の写真と結果をパソコンの画面で見せてもらい説明を聞きました。

色々説明はありましたが、取った部分の写真を見ながらだったのでちょっとショックでまたまたあまりよく覚えてないのですが当時のメモには

浸潤層が2箇所、早期の癌でリンパへの転移は無し、ステージI、ルミナールA

ホルモン治療5年

と書いてあります。癌は2個あって片方は割と軽めな感じだったのですがもうひとつの方少し進行していたのでこのタイミングで見つかって本当に良かったと....よくないけど昨年末に乳がん検診を受けて良かったと思いました。

 

私は閉経後もうだいぶ経っているお年頃なのでホルモン剤はアナストロゾールでした。

この後は近所の病院に通うことになるので、リストの中から希望の病院を選んで紹介状と画像一式を預かって

この癌の拠点病院への通院はこれで一応終わりです。

 

 

 

 

 

退院後から退院後初めての診察までは約2週間でした。(5月末)

毎日病院でやっていたリハビリをやったり、壁に向かって立って腕を上に伸ばしてできるだけ上にいくようにしたり頑張りましたが

とにかく脇に何か挟まっている感じと脇の奥が突っぱっている感と地味な痛みが全く治らず

寝る時も右には向けないしつらかったです。

その間胸の傷に貼ってあるテープは剥がれなかったのでそのままでした。

退院後初めての診察でテープを剥がしてもらい、脇の違和感や脇の奥に触れる謎のコロコロについて先生に相談しましたが

異常ではないということでした。

胸の傷の端のポコッとしてる所や脇のダルダルについても再び質問しましたが、手術前に再建も考えていると言ったので皮膚に少し余裕を持たせてあるというようなことを言っていたので

再建をすれば少しはきれいな形になるのかもしれません。

再建については、あまりにも胸の跡地が悲惨なのでこんなのが一生なら再建を考えようかと思ったのですが、また入院して痛い思いをするならちょっと....と積極的に考えられませんでした。

 

次の診察時病理の結果がわかるので今後の治療方針が決まります。

 

 

 

手術をしてからもうすぐ3ヶ月になります。

色々思い出して書いていますが、ほとんど忘れかけてきています。

 

手術の翌日無事尿管と点滴を外してもらい少し楽になりましたがトイレに立ち上がったりするとなんとなく具合がわるく、

横になっている状態はクラクラするようで辛いし、ドレーンにはまだ慣れないし....でした。

1日に何度も手術した胸の状態を確認してくれるのでその度に患部を診せるわけですが

体調が悪いうちは胸の状態を確認する余裕がなかったっていうのもありそこがどうなっているのか見ていませんでした。

(胸をものすごく圧迫してぐるぐる巻にされていたのでそれが苦しかった)

 

術後2日目あたりまで朝ふわっとするような軽いめまい状態があったりして体調が良くなかったのですがそれも徐々におさまり

術後3日目から自分で洗髪をしたり、下半身だけ洗ったりあと午前と午後にリハビリも始まりました。

術後4日から7日までの間、痛み止めを飲んだり便秘気味になったので薬を飲んだりしつつ毎日血圧体温を測ってもらい患部の様子を見てもらって、朝昼夜と決まった時間にご飯を持って来てもらってリハビリをやって....健康的な日々を送りました。

 

そして術後8日目にドレーンを抜きました。(朝の排液が20ccちょっとでした)ドレーンを抜いたら全身シャワーができるのですがそこで初めて片方無い胸の状態をまじまじと見なくてはならない状況になりました。

胸の傷にテープが貼ってあるので傷口は見えませんが、3か月たった今ではもう慣れましたがこの時はわかっていたけどショックで.....この先一生こうなんだと思うと自分の身体だけど嫌で仕方ありませんでした。

 

それから翌日入院の最後に担当医に傷口を診てもらって退院となりました。

 

この時の胸の状態ですが、まず自分で言うのもなんですが見るに耐えない状態でした...。

傷の真ん中よりの端が謎にポコっとしているし、脇の部分はポコっとはみ出てるというかダルダルになっているし

痺れはあるし脇に何か挟まってる感は強いし....脇を触ると中にコロッとした丸いものが触れるし不安でしかありませんでした。先生に色々質問しましたが、異常ではないので様子を見るしかないようでした。異常ではないのだからいいんだけれど脇の違和感や痺れは長く続くらしいし、脇のダルダルは治らないらしいしどうなってしまうのかこわくて仕方ありませんでした。

それから手術時にやったセンチネルリンパ節生検ですが、リンパ節郭清は無しでした。

 

 

 

最後の診察から1ヶ月程の間を経て入院となりました。全摘なので、無くなった後のことを思うとなんだか悲しくてしこりも凹みもなかったので信じられない気持ちのまま毎日お風呂に入って(ほとんどシャワーだけど)別れを惜しんで、なんだか気持ち悪いけど無くなる予定の胸に語りかけてました......。

私は、もう若くはないババァですがそれでもやっぱり片方なくなってしまうのは怖かったです。

 

 

入院期間は、一応手術後から1週間と言われていました。手術の前日の午前中に入院して、午後になってから麻酔科の先生のところへ行ったりセンチネルリンパ節生検のための注射を受けました。

 

このセンチネルリンパ節生検のための注射ですが、事前に色々な方々の手術の体験談などを見ていた中で1番恐れていた検査なのですが、これが想像の想像を超えてめちゃくちゃ痛かったです。これからの予定の方に脅かすような事を書いて申し訳ないのですがこれまで生きてきた中で1番痛いと思いました。

針を刺した時は(といっても怖くて刺すところは見てませんが)インフルエンザの予防接種の時のイメージ程度で

インフルエンザの時は液を入れる時痛いんだよね....なんて思ってて

きっと同じ感じで痛くなるのかななんて覚悟しつつ

次の瞬間、インフルエンザの液を入れた時の痛みの数100倍の痛みが数秒間続いて.......

ほんとにほんとに痛かったです。これは今回の手術と入院の中で1番痛い出来事でした。思い出しただけで、もう今は無い胸が痛みます.....。

 

その後、両胸ある状態での最後のシャワーを浴びてから夕方頃、手術する方の胸の上部にマーキングされました。

手術前日は夕食後夜9時から禁食、翌日の朝9時から禁飲食でした。

夜は一睡も眠れずでしたが私の手術は2番目だったので午前中少し休む時間があってよかったです。

手術の少し前になって予防のストッキングをはいたり点滴の準備をしたりしましたが緊張しすぎてよく覚えていません。

呼び出しがかかって手術室に行って

 

何度も何度も何も身につけていないか確認があり、さらにまた確認で御守りとかも身につけていないかなど聞かれました。

 

その後思ったより細長い手術台に横たわって、そこから

ぼんやりしてきましたか? 

まだです....    あーちょっとぼんやりしてきました。よろしくお願いしますぅ.........と遠ざかる意識の中で言った

ってところから完全に気を失ったように思います

 

次呼びかけられて目が覚めて

何か夢を見てたような気がするけど思い出せないっていうのとなんだか気分が悪いっていうのと

酸素マスクが余計苦しいっていう状態を覚えています。

あとは病室に戻って徐々に麻酔が覚めて

あー導尿されてるっていう感覚と下半身が心もとない感じ(タオルケットみたいな布団はかかってたけど、その下は下着が脱がされて布がぺろっとかかってるだけみたいな状態だったような)とか、何より手術した胸はどうなってるのかっていう複雑な思いと

その胸はぐるぐる巻にされていて苦しいのと管が入っている部分が痛いっていうのと違和感を感じ出したりしました。

 

手術終了後病室に帰ってから3時間後くらいにやっと酸素マスクが外され水分をとっていいことになって、水を一口飲みましたが気分が悪く横になっている状態なのに居心地が悪いというか変な感じでした。

 

その後看護師さんが定期的に何度も血圧や体温を測りにきてくれたり 痛み止めをお願いしたりしました。

この日の夜は、痛み止めの効果もあり耐えられない程の痛みや具合の悪さはないけれどなんだか不安で

目を閉じてもなかなか寝つけませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

新しい病院になって受診し、その日にやってもらった針生検の結果が2週間後くらいにわかりました。

この時も緊張していてなんだかよく覚えていませんが、ルミナールAかBでステージは1の予定、そしてガンはひとつではなかったので全摘となり手術日はそこから1ヶ月半後くらいと決まりました。

また、その後PETCTと骨粗鬆症の検査を受け入院前の診察と入院のサポートを受けました。(入院の約一ヶ月前)

 

それから再建については、同時再建は考えていないが手術後二次再建を考えるかもしれないと言いました。この時点では再建まで頭が回らず 先生も、手術後再建しようとしてたけどで手術後やっぱりこのままでいいので再建はしないという選択をした人もいるといっていたしこの時点でもう再建はしないとはっきり決断できていればよかったのですが再建のことまで考える余裕がありませんでした。

 

 

現時点で手術後、2ヶ月と3週間くらい過ぎています。メモを見ながら思い出して打ち込んでいますが、すごく前のことのように思えてほとんどこの頃のことを覚えていません。

 

ただただ、不安で不安で....

しこりなどは無かったけれど、手術する胸の下の方に一時的にチリチリとした地味な痛みがあったりして...

これはもしかして針生検でガンに触ったせいでガンが脇のリンパに流れていってしまっているのではとか思ったり

 

手術する方じゃない方のお尻近くの腰の一点だけが歩きはじめの時痛くなって10分くらい経つと痛く無くなるとかいう謎現象が起きてもしかして........と不安になったり

 

あとは、なんでガンになってしまったのか....

卒乳した時乳が残ってて詰まったままでそれが良くなかったのかなとか(先生に聞いたらそういうことは無いと言われました。)

 

手術の時導尿するの嫌だな....抜く時痛そう....とか

この先もっと痛いことがあるのに知らずに考えていました。。