最後の診察から1ヶ月程の間を経て入院となりました。全摘なので、無くなった後のことを思うとなんだか悲しくてしこりも凹みもなかったので信じられない気持ちのまま毎日お風呂に入って(ほとんどシャワーだけど)別れを惜しんで、なんだか気持ち悪いけど無くなる予定の胸に語りかけてました......。
私は、もう若くはないババァですがそれでもやっぱり片方なくなってしまうのは怖かったです。
入院期間は、一応手術後から1週間と言われていました。手術の前日の午前中に入院して、午後になってから麻酔科の先生のところへ行ったりセンチネルリンパ節生検のための注射を受けました。
このセンチネルリンパ節生検のための注射ですが、事前に色々な方々の手術の体験談などを見ていた中で1番恐れていた検査なのですが、これが想像の想像を超えてめちゃくちゃ痛かったです。これからの予定の方に脅かすような事を書いて申し訳ないのですがこれまで生きてきた中で1番痛いと思いました。
針を刺した時は(といっても怖くて刺すところは見てませんが)インフルエンザの予防接種の時のイメージ程度で
インフルエンザの時は液を入れる時痛いんだよね....なんて思ってて
きっと同じ感じで痛くなるのかななんて覚悟しつつ
次の瞬間、インフルエンザの液を入れた時の痛みの数100倍の痛みが数秒間続いて.......
ほんとにほんとに痛かったです。これは今回の手術と入院の中で1番痛い出来事でした。思い出しただけで、もう今は無い胸が痛みます.....。
その後、両胸ある状態での最後のシャワーを浴びてから夕方頃、手術する方の胸の上部にマーキングされました。
手術前日は夕食後夜9時から禁食、翌日の朝9時から禁飲食でした。
夜は一睡も眠れずでしたが私の手術は2番目だったので午前中少し休む時間があってよかったです。
手術の少し前になって予防のストッキングをはいたり点滴の準備をしたりしましたが緊張しすぎてよく覚えていません。
呼び出しがかかって手術室に行って
何度も何度も何も身につけていないか確認があり、さらにまた確認で御守りとかも身につけていないかなど聞かれました。
その後思ったより細長い手術台に横たわって、そこから
ぼんやりしてきましたか?
まだです.... あーちょっとぼんやりしてきました。よろしくお願いしますぅ.........と遠ざかる意識の中で言った
ってところから完全に気を失ったように思います
次呼びかけられて目が覚めて
何か夢を見てたような気がするけど思い出せないっていうのとなんだか気分が悪いっていうのと
酸素マスクが余計苦しいっていう状態を覚えています。
あとは病室に戻って徐々に麻酔が覚めて
あー導尿されてるっていう感覚と下半身が心もとない感じ(タオルケットみたいな布団はかかってたけど、その下は下着が脱がされて布がぺろっとかかってるだけみたいな状態だったような)とか、何より手術した胸はどうなってるのかっていう複雑な思いと
その胸はぐるぐる巻にされていて苦しいのと管が入っている部分が痛いっていうのと違和感を感じ出したりしました。
手術終了後病室に帰ってから3時間後くらいにやっと酸素マスクが外され水分をとっていいことになって、水を一口飲みましたが気分が悪く横になっている状態なのに居心地が悪いというか変な感じでした。
その後看護師さんが定期的に何度も血圧や体温を測りにきてくれたり 痛み止めをお願いしたりしました。
この日の夜は、痛み止めの効果もあり耐えられない程の痛みや具合の悪さはないけれどなんだか不安で
目を閉じてもなかなか寝つけませんでした。