ただ今、日本春秋書院の昇段試験を受験中の典允です。

試験課題提出の締め切りは、7月12日。


その前に、今年は2回、会長と院長の添削会があります。


私は師範代の中での昇段試験なので、会長の添削を受けます。


ちなみに、会長は、御歳96歳だそうです。。。


10年前の会長の手本は、完璧に真似することができました。


今回、96歳の会長の筆字の手本は・・・・


手本をよく見ればみるほど、また、書き込めば書き込むほど・・・


む、難しい・・・。。


筆の動き一つ一つが、別世界の動きをしているのです!!

なんだろ・・・・

言葉にできないのですが・・・今までに見たことのない筆使いなの。

「書の仕上がり」としては、10年前のほうがとても綺麗です。昔の勢い、といったものは薄まっています。

でも・・・10年前とはなにか違うのです。


きっと・・・・会長自身、そのものが、自然のうちに、「結界」に身をおいているのでしょう。年齢を考えると、この考え方が納得できるのですよ・・・。


まだ30代の私が、「結界」にいる人の字を完璧に真似するなんて・・・・可能なのか?!?!


ハンガリー書楽会

そんな不安が、見事に私の書いた筆字に現れてしまいました。

96歳の会長に・・・赤筆ばっかり・・・


残り5日間。


書き込んで、練習しまくるしかないっっ。。

そして・・・・感覚で会長のもつ筆の世界を、盗めるうちに、目で見て盗むしかない!!


私の直属の師匠、笹生先生に


「私、どこまで昇段していけばいいの???」


そしたらね。笹生先生とおなじ、


「範師」


まで。。


えーと。今、準教師でしょ。次が教師。そんでもって、次が修師、その次が、範師。

最低3年と、11万円プラス認定料が必要です。。


範師の次が無鑑査で、その次は最高位の監査允・・・

この2つで、最低5年と15万円プラス認定料・・・


た、高いなぁ~~

この身銭切りが、世界を切り開く一つの手段なのかも・・・


身銭を切った分だけ、見える世界が、、、ある。


これは、事実。