今日、民主党肝いりの「子ども手当」の支給が開始されましたね。


赤字国債を発行してのばらまき政策・・・してもいいのか、日本よ~!!


と、叫びたくなりますが、国民が選んだ政党の政策です。仕方ありません。


TVで支給開始した風景を見ましたら、どんな用途に使いますか?と聞かれると・・・


「貯金します」「旅行にいきます」「服を買います」


・・・・・物欲を満たす内容や、親が楽しむ内容ばかり。。。


子ども手当は子育て支援、子供を増やしたいという目的と同時に経済効果を期待しているのでしょうが・・・


こういう考え方をしてくれる親ごさんはいらっしゃらないのでしょうか・・・・


「感性が一番鋭い時期が0歳~中三まで。その真っ白な、鋭い感性をもっている時期に、本物を見極める力を身につける教育にこの子ども手当を使いたい」


戦前の教育には、「歌」「書」「絵」を身につけることが必要、と言われた時期があったそうです。

この3つを身に付けた人は、高い教養の持ち主、と尊敬されていた、とも言われています。


私なりの解釈で申し訳ないのですが、こう思うのです。

「歌」は、和歌・俳句を指していますが、これは綺麗な言葉遊びを通して、音とリズムが学べます。

「書」は、全ての道の世界に通じるものであり、歌を短冊に書けるようにしたり、絵を書く際に筆使いの基礎になります。

「絵」は、日本画や墨絵を指すのですが、物事を立体的にとらえたり、全体を見渡せる力を身につけることにもなります。


これは、「美」を求める力を養う作業でもあるのです。

あぁ、なんてうつくしいのだろう。

この感情は、マイナスのエネルギー全てを一瞬にしてプラスに変えてしまう強力な武器です。


物欲の世界に身を置いてしまうと、なかなか「美」の世界を見つけることが難しいと思います。

今の日本は1990年代からは物欲が全て満たされた世界に突入してしまい、2000年代にはその反動で空虚さがあふれかえってしまっている・・・

だからこそ、2010年代からは、子供たちを中心に「美」を簡単に見つけられる力を身につけ、10年後には多くの人が心に余裕を持っていてほしい・・・


赤字国債を発行しながらでも、未来の日本を背負ってもらう子どもたちのために、子ども手当が配られるのです。


どうか、世の中の親ごさんたち。。


日本の伝統芸術文化の世界には、「美」を追求しているものが数多く存在します。

私はその中の「書」の世界に身を置いているので、是非書道を習わせてください、と言います。

でも、書だけじゃなくてもいいです。

日本舞踊、お茶、お花、油絵、西洋音楽の楽器、、、なんでもいいです。

子どもの生活の中に、本物を使ってのお稽古ごとを、是非、日常生活に取り入れてみてください。


塾とくもんだけに行かせるのではなくて・・・・