イエスと民衆 | Dear Friends

イエスと民衆

(教義に基づいたものではありません)

イエスは民衆に向かって言った。「あなた方の現実を作ってるのはあなた方自身です、あなたの日々の行いや思いがあなたの世界を造りだしてるのです」と。
しかし民衆は受け入れようとはしなかった。民衆には今の制度の中で生き延びることしか頭になかった…親の跡を継いで日々汗をながし日曜には教会に礼拝する。生きていくにはさまざまな苦難があるがそれは神から与えられたものとあきらめるしかなかった。
もらうことや取ることにしか関心がないからくれる人は褒めたたえるが、くれない人は蔑んだ。まして自分の境遇の全責任が自分にあるとは考えたくなかった。本心は誰かに助けてほしいし誰かのせいにしたかったのだ。
「政治家がバカだから…あいつが裏切ったから…あの事故がなかったら…社会が狂ってる…犯人が…あいつが…」
十字架にかけられたイエスを見る民衆は口々にイエスをののしり手には石が握られていた。