藤原不比等と橘三千代を起点として、藤氏
橘氏の系譜を奈良時代から平安時代中期に
かけて辿ると共に、桓武天皇を起点として、
皇族平氏源氏の系譜を合わせてきた。
これらの系譜は、娘の婚姻により織り成す
布のようなもので、各札の上位が母、下位
が子を表し、父系(橘三千代だけは母系)の
色違いで区分された領域に、札の母を配置
することで表現されている。この構成では、
藤氏12代・皇族10代にわたって、330の札が
コンパクトに配置されている。

札の構成は以下の通り。
 上位の□枠:母
 下位の□枠:子
 枠の色、黒:藤氏、茶:橘氏、
     緑:皇族、紫:平氏、青:源氏
     灰:図中に子として表れない母
 文字色、男の官位官職名:枠色と同じ
     (ただし、灰:別氏族を表す)
     女の官位官職名:すべて赤
 母の表記、父の娘:…女(父の文字色)
 女子の表記、婚姻:…妻(夫の文字色)*1
   *1)天皇では…皇后/中宮/女御/更衣
 母の補足、 養父…:…は養父の文字色
 女子の補足、…養母:…は対象の文字色
   *2)養父/養母の色は紫