私はずーっと、
好きなことを仕事にしたい♡
と思っていました。
大学の卒業が目前に迫った頃、
私はただただ「就職」という形をとることに疑問を感じ、
反抗していました。
そのことにこだわり続けた結果、
「今は仮の仕事」と思いながら、
「好きなことで仕事をする」という本番の人生を目指して、
アルバイトのような仕事を渡り歩くことに。。。
結局20代終わりに近づいても、
「仮の人生」に終止符を打てず、
「好き」なことを未だに仕事にできていない。
そんな自分に気づいた時、
愕然とし、「私のバカ!」と自分を責めました。
自分が持っている、こだわり、頑固さ、執着、そうゆうものが、
この現実を生んだんだと思い、
自分が選んだ人生に心底うんざりしたのです。
そこで私は心機一転、それまでの自分を断ち切るかのように、
自分の「好き」と一切関係のない世界を選び、働き始めました。
それは販売員という仕事。
これまで身につけてきたスキルが一切必要ない、
「私」という身ひとつで働く感じが、
ゼロからスタートするようで返って新鮮でした。
新しく始めたこの販売員の仕事、
当時の私はまだ、「仕事は好きであるべき」と思っていて、
私は自分に与えられた仕事を好きにならないといけないと、
一生懸命いいところを探し、好きになろうとしました。
結果、「好き」と感じる前に「好き」と言っていました。笑
けれど、本心では「好き」だなんて思っていないから、
それもすぐに苦しくなりました。
私は、正直に自分の「好き」「嫌い」を認めることにしたのです。
そのおかげで私は、
仕事と向き合えるようになり、
「現実」を受け入れられるようになり、
返って安心してその職場にいれるようになりました。
結局今思うと、仕事としてはほぼ「嫌い」だったなって思います。笑
これまでいくつかした仕事の中で、
自分の「好き」が一番少ない仕事でした。
でも、この仕事が人生で一番続いたんです。
7年働きました、「嫌い」なのに。
先日、これまでの仕事を振り返っていた時、
この「嫌なのに働き続けた」その謎が解けました。
それは私の望みの中に、
人間関係を学びたい
というものがあったからでした。
販売員という仕事を通して、
私は自分の望みである人間関係を学んでいた。
そのことに気づいたら、
「だから、私はずっと働き続けていたんだ」と納得。
私はずっと外側に見える形としての「好き」ばかりを見ていて、
気づいてなかっただけで、本当はちゃんと、
自分が望んでいることを選んで叶えていたんだ
って思いました♡
「好きなことを仕事にしていない」は私のただの勘違い。
その時の私は分からなくても、後でわかることもある。
そう思いました♡