クルマの乗り換えが決まった。


今乗ってるクルマには、大したカスタマイズを施していないのだけれど、代わりにといっていいのか、結構たくさんのステッカーが貼られている。何というか、サーキットで見かけるクルマに貼ってある、パーツメーカーのブランドが描かれたステッカーがほとんどだ。


乗り換えに際して、これらステッカーを可能な限り剥がすことを求められた。多くのステッカーは、転写式のもので、これらは剥がしてしまったら、もう再利用することはできない。さらに、今回乗り換えるクルマは、濃色のボディカラーではないので、白いステッカーは貼っても映えないだろう。いずれにしても、これから乗り換えまでに新たに貼るつもりもないしな〜という感じで、今度乗るクルマには、あまりステッカーを貼ろうという気もないのだ。思えば、今乗っているクルマは、デザイン的に、何も貼られてないと寂しい感じがあった。それで、自分の予想に反して、どんどんステッカーが増えていったような気がする。でも、なんだか、こうしてクルマを手放すとなると、そうしたことが虚しいことに感じる。


さて、今回思いがけず乗り換えを検討することになり、現行モデルについて、色々と情報を収集することになった。面白かったのは、巷に流れている情報の信憑性だ。まず、旧モデルであった、前期、後期の切り替わりだが、どうも、スバルのファンにとっては、アイデンティティの危機につながるような、あまりポジティブな変更になりそうもない話を耳にした。


それはどういうものかというと、まさかのエンジンの変更だ。水平対向エンジンを失うことは、クルマのネーミングと矛盾するのではないか?というのがまずある。BRZのBはボクサーエンジンのことなのだから、それを失ったら、もうBRZではないのでは?という根本的な問題がある。ただ、兄弟車であるGR86の後継車が、確実にトヨタ主体で行われているのは事実で、そうなるとハイブリッドの3気筒エンジンとなってしまう。


これらのことを考えると、BRZはこのまま大きなモデルチェンジもなく終売になってしまうのではないか?という想像も出来てしまう。


なんだかんだで、スバルのアイデンティティは、かなり危うい状況なのだな、と感じる。まったくCafe規制というものが恨めしい。