自分は、よく、かつやに行くと、とん汁定食という定食をよく注文する。

 

お店に行くのは、たいがい、仕事が休みの週末で、そういう日は、だいたい、食生活がめちゃくちゃなので、お店に行った際に、普段摂れていないような栄養素を得たいと考えるもので、かつ丼を食べたい気持ちもあるのだが、千切りのキャベツを食べることが出来たり、さらに根菜類が豊富に入っているとん汁が付いていて、さらに、かつやならではの、とんかつが揃っている、とん汁定食が、自分にはベストチョイスかな?と思っているのだ。

 

で、前回、このとん汁定食を食べていて、かなりおなか一杯になったのだが、正直とんかつの載っているお皿が無くてもよくね?と感じてしまったのだ。さらに、単品のご飯ととん汁(大)だけ注文しても、大した値段にならないので、これに似たものが、朝ごはんで食べられたらいいんじゃね?と考えたわけだ。

 

考えてみると、とん汁の具材は、結構種類が多い。こんなものを朝から作るとしたら、材料の保管や調達はどうやるんだ?と考えてしまう。そこで、インスタントのとん汁があるんじゃね?ということで、ネットをあさってみた。カップタイプのとん汁もあるようだが、朝食には割高に感じる。そんななか、見つかったのが、旭松の具っととん汁(公式サイトでは、袋生みそずい とん汁とされている)だった。ところが、自分の立ち寄る機会のあるスーパーで、とん汁を探してみたところ、この商品は置いていない状態で、かわりに見つかった商品のひとつが、マルコメのお徳用 フリーズドライ 顆粒みそ汁料亭の味 たまねぎとん汁であった。マルコメの料亭の味といえば、自分の母親が使っていた味噌のブランドで、自分も料理を作るときに用いていたものだ。最近は常備していない状態だが、間違いないように感じる。そこで、まずはマルコメのを試してみることにした。

 

自分の、朝ごはんとしてのとん汁の楽しみ方は、ほぼ定式化している。とん汁の入った器に、あたたかいご飯を投入して、猫まんま風にして食べるのだ。この前、かつやに行った時も、こんな形で食べたのを憶えている。これらの入手した商品の食べ方も同じだ。

 

ところが、先に食すことになってのは、旭松の製品だった。こっちは、評判もよさそうだったので、通販でまとめ買いしたのだ。置き配で到着した具っととん汁だが、パッケージを開けてみると、生タイプの味噌は、いかにも量が少ない感じ(ふつうのインスタント味噌汁に比べて)で、具材の入った袋がとても大きい。で、さっそくこれをどんぶりに開けてみると、なるほど、かつやのとん汁を思い出させる具材のボリュームだ(まぁ、とてもとん汁(大)には及ばないが…)。で、実際に食べてみると、かなり満足度が高い感じ。ただ、とん汁ってこんなスープだったっけ?というのが、とん汁の味噌に対する印象だった。簡単に言うと、味噌汁より薄い感じ?という印象。

 

続いて、マルコメの商品を食べてみた。こっちは、フリーズドライなので、旭松ほどの具材のボリュームは最初から期待できない。でも、袋を開けてみると、一体化された商品は、なかなかの大きさになっている。作り方としては、旭松の商品同様、最初に袋の中のものをどんぶりにぶちまけて、そこに160mLの熱湯を注ぎかき混ぜるというもの。この時に、味噌の色がわかるわけだが、これも旭松の商品同様淡い茶色だった。全体的に、とん汁って、普通の味噌汁より薄い色なのかな?と感じた。そういや、たまに安売りされてる、赤いきつねシリーズのマルちゃんのとん汁うどんなんかも、そんな感じだったよな、と思い出した。とはいえ、さすが愛用していたマルコメの料亭の味ブランドだけあって、旭松の商品に比べればしょぼい具材も、味噌の味で満足できる内容に仕上がっている。

 

というわけで、こんなの食えたものじゃないよ、というものはなく、適当に玉子なんかを入れたりして楽しめるインスタントのとん汁は実在するということがわかった。うまく活用していこうと思う。