昨年8月以来、一年ぶりにバンコクからチェンマイ行きのタイ国鉄に乗ったら、食べ物が出なくなっていた。
タイムテーブルは同じ、バンスーグランドステーション(Krung Thep Aphiwat)09:05発。ディーゼル列車も同じ。
車両は韓国Daewoo製、1998年の製造
今回バンコクのホテルはスティサンにしたので、MTRで6駅、朝のラッシュとは反対方向。8時50分過ぎにバンスーグランドステーション、いつものことながら長距離列車の改札口は数百メートル歩いた先。
昨年は走り出して直ぐに、パンと紙パックのジュースがでたのでそのつもりで、レモンティーのペットボトルだけ買って乗車。
が、車内では無料の食べ物が無くなった!
簡単なドーナツのパックを35バーツで売っている。それ以外は水のボトルだけ。
食事は無いのかと訊いたら、「無い」!
昨年は昼時に、2種類のレトルトおかず(けっこう美味い)と白米が出た。
と言うことで、チェンマイまで10時間半、ドーナツパックとレモンティーだけで過ごすことに。
途中の停車駅はほぼ定時で、数分の停車時間、降りて買いにも行けないし、北線は昨年でも売り子の乗車無し。
そう言えば、6月の南線、スラタニからバンコクの急行は車内のタイ国鉄職員が注文を訊いて、途中駅でカオパット(焼飯)とかを載せていた。
この北線の食事は問題、乗車前にバンスーグランドステーションの改札の外に数軒有る店で用意する必要。
アユタヤ駅を出て直ぐに見える仏塔、ここを通るたびに、アユタヤ陥落以前のものかと、気になっている。
これもその近くに見える仏塔、スリムな形。
ロッブリーの先、コラートの特徴的な山塊
ナコンサワンを過ぎたところ、今年は降雨量が多いのか広く冠水している。
ピッサヌロークを過ぎて水田は緑
ウッタラディット駅、ここまで順調に定時運行。北線も複線化工事が行われている。ただし、線路まで敷設が終わった部分や新駅舎の建設が進んでいるところに対し、全く手を付けていない区間が間にちょこちょこ在って、工程管理がどうなっているのか不明。
ウッタラディットを出て山地に向かう。
ひと山越えてヨム川沿い、昨年より水量が多い。濁流が渦を巻いている。
この辺りからずっと雨模様で、やや景色に飽きがくる。
やっとランパーンに17:40ぐらいで着、行き違いはチェンマイ発バンコク行きの夕方に3便有る寝台列車の、一番早い時間にチェンマイを出発した第52列車。
このあと、クンタントンネルを出たところで、2番目の第14列車と行き違い。
この日は、ランプーンの手前サラメーター(Sala Mae Tha)駅でバンコク行きの3番目の寝台列車第10列車の行き違い待ちで10分ほど停車した。
結局、チェンマイ着は16分遅れの19:46着。食事が出なかったのがちょっときつかった。