ボアズカレからスングルル方向に北上し、途中からアラジャ(現在の街)方向に走ってアラジャの手前にアラジャホユックの遺跡が在る。

ヒッタイト以前、青銅器時代初期の重要遺構。アンカラのアナトリア文明博物館にBC2500-2250の時期とするアラジャホユック出土の青銅の太陽板や牡牛の柱頭飾り(アンカラのスヒエ交差点に大きなレプリカ)が収蔵されている(以下に再提示)。


アナトリア文明博物館の収蔵品

アナトリア文明博物館の収蔵品

アラジャホユック入り口にスフィンクス像

遺跡図、円形の城壁都市

遺跡内の博物館に復元模型、小ぢんまりした都市

入り口脇の壁に浮彫り、ヒッタイト期のもの(これもアナトリア文明博物館に収蔵)

冶金の工房が在ったとされる遺構

この辺りに別の門が在って、地下道で城外と城内を結んでいる。

左が城外で、地下道は途中で90度折れてこの位置に出て来る。

アラジャホユック遺跡の文化層、底は銅石器時代の紀元前4000年紀、初期青銅器時代BC2500-2050、ヒッタイト時代BC1810-1200、フリギア後期BC650-400としている。

覆いの架かった墳墓群、これがアラジャホユックの最重要部。ここからアナトリア文明博物館に収蔵される見事な青銅器飾りが出た。

墳墓、長方形の石囲みに遺体と副葬品が置かれ、その上に木材の横木で蓋をして土を掛けた。その上に犠牲獣の骨。

神殿遺構

門のスフィンクス像と側面に双頭の鷲のレリーフ、ヒッタイト時代のもの。