午前4時半などという時間に起きれるのか怪しかったが、自分で10分ぐらい前に目が覚めた。
1階のレセプションに降りると、朝起こせよと言っておいたレセプションが寝ている。ホテルの前にトゥクトゥクが待機しているのでこれだろうと声を掛けると、運転手が寝ているレセプションを起こして確認。
朝の暗い時間でも主要道路には街灯、さすがに少し肌寒い。
10分ぐらい走った町外れに、Visitor Centreなる官庁のような建物が在って、大型バスが数台止まり、外国人観光客が既に大勢いて、遺跡地区入場券を買う列が出来ている。
インドネシアのボロブドゥールもそうだったが、東南アジアでは政府が遺跡地区管理会社を創って、観光収入を軸に遺跡の修復や管理を行うという筋書きか。
1日券がUS37$、3日券US62$、7日券US72$、周辺の主要遺跡を全て含んでいて期限内なら複数回入場も可能のようだから、インドネシアのようなボッタクリではない。
種類ごとに銀行のような小綺麗なカウンターが並んでいて、当然クレディットカードでもOK。入国審査のカメラと同じやつがあって、顔写真の入った入場券をプリントアウトして交付。
またトゥクトゥクで、今度は町を出て暗い森の中を10分ぐらい走ると、観光車輌を誘導する入場券のチェックポイントがあって、更に森の中を進むと濠にぶつかる。連なって走る観光客を載せた車やトゥクトゥクのヘッドライトの灯りで、数十メートルの幅を保った四角い濠であることがわかる。これがアンコールワットを囲む濠で、南面から西面に道が周って、その先に観光用車輌の駐車場。
トゥクトゥクの運転手は、ここの駐車場に止まっているからと言って送り出す。あたりはまだ闇、いくつかの観光客のグループが灯りを持ってアンコールワットの西門に向かって歩いているのでついて行く。
駐車場から真っすぐ東方向に西門が在る位置取りだが濠に架かる橋までが遠い。