さてクタに泊まったものの、バリ島の古い遺跡は後半バリ島に戻って、サヌールからウブド周辺を訪ねるつもり。

デンパサール市内のバリ博物館をチェックすることにした。タクシーは馬鹿高い値段になっている。グーグルマップを見ていると公共交通のバス路線が出来ている。空港からデンパサール中心部のルートは、5分おきに走っているような表示。ただし、クタの東側の道を通っていて、ビーチのある西側からだとバスのルートまで歩けば20分ぐらいかかる。バス停間の距離も長めで工夫が必要。

ホテルのそばからバイクタクシーでバスルートまで行くことにした。これが20,000ルピア(200円弱)かかるが、バス代は5,000ぐらいのはずなのでバイクに。走り出して、バイクの兄ちゃんがカードを持っているかと聞く。バスに乗るにはプリペイドの交通カードが必要で、車内では売っていないそうな。コンビニに寄って、カードが27,500ルピアに初回チャージ50,000の約750円ほど払った。実際の乗車1回は4,400だった。

バス停が判り辛いところもあるが、バイク兄ちゃんが教えてくれる。

確かに数分でバスが来た。


道路はどこも渋滞気味、次の停留所の案内は流れるが、さてそれがどこなのか。乗客はほぼ全員スマホの地図を見続けている。
デンパサールの中心部になると一方通行や、迂回路のようなルートで、結局終点まで行って、バス会社の係員に尋ねることになる。
バリ博物館は、空港行きのバス(乗って来たバスの逆方向だが中心部はルートが違う)で3つほど行った停留所で降りろと教えられる。

公園があって

これがバリ博物館の入口

一応紀元前10000年以上前から人類の痕跡はある。
この博物館の問題は、展示品の発見場所や年代測定がほとんど示されていないこと。
この地域で石棺は珍しいが、詳細が不明。なんか外人観光客に付いてまわるボランティアなのか物売りなのか、ガイドめいた人間が居るが、ちょっと詳しく聞くと俗な答えしか返ってこない。
ウブドのイエプルあたりで出土した仏塔型奉納品
このブロンズ像、装飾などにチャイヤーの観音像(バンコク国立博物館蔵)との類似を感じるが出所·年代とも不詳。

ティルタウンプル出土のリンガ·ヨニ図版、これは年代記述がされていた。

敷地内の建築物

この日も夕暮れは雲が厚い

夜中に雨が降って、朝は快晴、潮が満ちてきている。干満差は結構有る。前日の夕方は少し先の岩場まで砂浜で、人がいっぱい歩いていた。

バイクタクシーで空港入口まで50,000ルピア。バイクは中に入れない。

ライオンエアー、到着遅れで約1時間ディレイ。
B737-900外見は綺麗だが内部はかなり使い込まれている。

結局、新しいジョグジャカルタ国際空港(旧空港は市内に在ったが新空港は鉄道で40分の海辺)に、2時間ほどの遅れで到着。ジョグジャカルタまで鉄道で行って、そこからタクシーと考えていたが、なんと1時間に一本程度の鉄道は18時すぎまで売切れだと言う。そんなの立席で良いからと言っても、次の15:50は全車指定席で、その後の2本は予定の立席分まで売り切れて居ります。
涙を飲んで、切符売場の近くに居る個人営業タクシードライバーと交渉。空港の到着ホールでGrabに聞いてみて427,000ルピアだったが。果たして、彼もGrabと同じ数字を言うので、400,000で交渉成立。予想の倍(鉄道でジョグジャカルタが20,000で、ジョグジャカルタからボロブドゥールのタクシーを180,000から200,000と考えていた)だが、既に15時30分で、ジャワ島は時差マイナス1時間だから、バリ島で18:00の日没は、ここでは17時00分。
走り出すと道路は混んでいる。ラマダン明けの影響は残っていて、確かにジャカルタナンバーの車がいっぱい走っている。
初めは緑の田んぼが奇麗な景色だったが、小一時間走ると曇り空、ちょっと面白いのは、平野部から山間の道に入って、少し高度が上がると狭い台地に田んぼと集落が在り、谷間には集落が無く、また次の台地に集落が現れる。
曇り空の下、日が暗くなった17時を過ぎてボロブドゥールに着いた。

ホテルはボロブドゥールの入口まで歩いて数分のところ。チェックインして、暗くなった道路の先、遺跡の様子を見に行ったら真っ暗。ライトアップはされていない。門番は、観光客の入口は1番ゲートで朝は6:30に開くと言う。
何か食べようと思ったが、この町はストリートフードの屋台が主流で、人がいっぱい居るのはフライドチキンみたいなやつかサテ、ちょっと難しい。