ヨーロッパでは、月曜はほとんどの博物館·美術館の休館日。グーグルマップで開館している施設を探して、朝から歩いて行けるバルセロナ海事博物館へ。

ホテルから歩いて、2ブロックで、
グエル邸、ここは月曜休館、何か作業をしている。
更に進むと
 
地中海の都市には珍しい高層ビルがあって、その向かいに海事博物館、元は造船廠だった建物。
 
入口はコロンブス記念塔広場の方なので、一応塔を見ておく。旧港側から見ると後に高層ビル。右斜めにランブラス通り(中世市壁が在った線)。
 
1285年にアラゴン連合王国のペラ2世が造船廠を造った記述があり、その後何度か改修されてもこの位置に在ったもの。
今実寸大復元レプリカを見ている船は、こちらに真っ直ぐ動いて旧港に進水する形。
 
レプリカの艤装済みモデル。実はこの船は、1571年レパントの海戦で、西欧キリスト教徒連合が初めてオスマン帝国海軍を破った時の総大将ドンホアンデアウストリアの御座船だった。
 
展示の前半は中世バルセロナと造船廠の歴史、真ん中にこの実寸大レプリカが在って、後半は帆船の操船法や航海術から、新大陸発見以降の大西洋交易の展開、最後の方に蒸気船の登場から現代に至る船の歴史。
 
博物館カフェで、次の予定のコロニアグエル(郊外にグエル氏が工場と従業員居住区を併せて小規模な街を作ったところ)へのルートを確認。ここで、コロニアグエルの重要建築、ガウディ設計の教会は15時00分に閉まることに気付いた。閉館時間まで考えていなかった。
グーグルマップ経路検索で、ギリギリの時間。
 
高層ビルのところに地下鉄入口、3駅乗って、エスパーニャ広場駅から郊外線。
郊外線の電車、コロニアグエルに止まるのは15分に1本ぐらい。
 
結局、教会の前に着いたのは15時15分。誰も居ないし、修復工事中のフェンスで囲まれている。
裏手に回っても敷地全体にフェンス。しかしこの風景と、木々の具合、わたる風にイタリアと同じ匂いがある。気温はここのところ異様に高く、8月の終わり頃かと錯覚する。
 
コロニアグエルの住宅地区、グエル氏の像が在る広場のカフェでネスティー。
缶入りの缶と、グラスに氷、厚切りのレモンを添えてくれる。
 
暑さと乾きが少し治まったところで、隣のセニョーラスが食べているフラン(プリン)が気になった。
改めて、フランとカフェコンレチェ。硬さは硬くて良いが味が薄いのがおしい。