5/11-12に開催されたトレニックワールド彩の国（第4回）の100Kに今年も出走し，無事に完走を果たすことができました．
●補給（食料編）
長時間に及ぶ耐久レース（想定では28時間）となるため，途中での適切な補給が欠かせません．計算上では消費エネルギーは14,000 Kcalに達します（平常時を1,800とすると，7.8日分に相当します😲）．
ただし，TWの大会はエイドが充実しているため，提供されるメニューでかなりの補給ができました．
A1－団子6個＋バナナ1本分
A2-スープパスタ2杯＋フルーツゼリー2杯
A3-サンドイッチ1個＋コーヒーゼリー2杯
A4-いなり寿司3個（6切れ）＋カップサラダ1杯＋コンソメスープ1杯
A5-カレーライス1杯＋カップ麺1杯＋いなり寿司2個（4切れ）＋甘酒1杯＋α
A6- サンドイッチ1切れ＋ゼリー2杯＋温かいスープ＋α
私設エイド－三温糖＋温かいスープ＋塩昆布
A7-いなり寿司2個（4切れ）＋クリームシチュー＋α
A8-いなり寿司2個（4切れ）＋豚汁1杯＋α
A9-饂飩1杯＋ゼリー2杯＋α
A10-各種色取り取り（細かいところは忘れた）
各エイドで200-400 Kcalの補給を行ったので，3,000くらいは摂取できたでしょうか．
これ以外に携行補給食から補充する目標を200 Kcal/2 hrsに設定していました．実際はこれが旨く行かず（気がつくと予定時間を過ぎてしまい補給し損ねてしまったため），計画の1/4量くらいしか取れませんでした．これがレース後の体調の変化に影響を及ぼすことになった．
●補給（水分・ミネラル編）
水分と塩分（ミネラル）補給は絶対に欠かせないものであるが，レース中に大量の飲料を携行することができないため，ある程度考えながら準備をする必要がある．
通常時の補給ペース（100-150 mL/hr）を目標とし，塩類を含有するドリンク 1Lを持ってスタート．ミネラルは炎熱タブレットの使用＋果物の摂取により補給することとした．
NORTH はスポーツ麦茶とOS-1を0.5Lずつ持ってスタート（途中でどちらも1回ずつ補充する計画）．
SOUTH はスポーツ麦茶とMedalistを0.5Lずつ持ってスタート（途中でどちらも1-2回ずつ補充する計画）．Medalistは次にOS-1に変更する計画
日中は気温がかなり上昇し，森林の中でも高温の状態が続く．発汗量が多くなり，軽めの熱中症っぽい症状を自覚．補給量が追いついていないと判断し，150-200 mL/hrへ増やした．日没を迎えても森林の中は熱が籠もり暑さを感じる状態が続く．従って行動中にドリンクを口にする機会が想定よりも多くなったの．
各エイドで十分量の飲料の摂取ができたこと，想定通りのペースで進めたことで，"NORTH"が終わった時点でのドリンクボトルからの摂取はスポーツ麦茶600 mL＋OS-1 500 mLに留まった．
"SOUTH"は補給計画が狂い苦しい戦いを強いられることになった．夜になっても高温状態が続き，水分補給のペースは落ちない．吾那神社に到達するまでに約600 mLを消費した（行動時間が5.5時間ほどだったので妥当な水準では合ったのだが）．残量がまだあるとミスジャッジをしてしまい，ボトルに飲料を補充しないままレースを続行してしまった．全く補給ができない地点で残量が少ないことに気づき，そこからは水分補給をできる限り抑えて行動する羽目になる．でも何とか水切れを起こさずに次のエイド（竹寺）に到着できた（行動時間は約3.5時間）．ここで1L分のドリンクを補充し，ゴールを目指す．その後の行動時間は8時間ほどで，ある程度の残量を残しゴールに到達できた．
●休息
長い時間留まると動けなくなるし，適度に休みを入れないと足が売り切れてしまうし，と初中級ランナーならではの悩み所．
各エイドの滞在時間を5～10分の目途とし，NORTH/SOUTHの中間地点（堂平キャンプ場と竹寺）は15～20分（補給に時間がかかるため）とした．NORTH/SOUTHが切り替わる地点（ニューサンピア越生）の滞在時間は60分とし，十分に休息をとれる体制とした．
現実は計画よりも長めの滞在となっていた．水分を補給するにせよ，補給食を食べるにせよ，順番待ちがあるために知らないうちに時間が経っている．テーブルの前に陣取って動かない奴が複数名いると中々順番が回ってこない😠．自分は必要な物を取ったら後ろに回り，再び並び直していたのに...
ニューサンピアでの休息中に寝るつもりであったが，今回はまったっく寝付けなかった．前回は1時間ほど熟睡できたため，SOUTHは割と楽に行けたのだが（それでも睡魔は襲ってきたけど）．仮眠を頻回に取る羽目になったことが今回の敗因．何処かで纏めて睡眠を取れば，その後は楽な展開となったに違いない．