この世で生きていく以上

 

苦しみや悲しみから逃れることはできない

 

時には理不尽なことや耐え難いこともあったりする

 

そしてその様な場合

 

一刻も早くその苦しみや悲しみから逃れたいと思う

 

そのような時はとにかく眠ることで

 

一時的ながら現実から離れることができる

 

ところで「夢」を見ることは

 

魂が死後の世界に戻るための訓練・準備体験だと言われる

 

 

 

とすれば、夢を見ることは

 

現世での苦しみや悲しみの癒しに繋がると思いがち

 

しかし、自分の場合には楽しい夢や嬉しい夢を見るよりも

 

いわゆる「悪夢」を見る方が圧倒的に多くて

 

目が覚めて「あぁ、夢でよかった」という経験の方が多い

 

そう感じるということは

 

現世での苦しみや悲しみは悪夢よりもまだマシなのではないかと

 

これが夢であってくれたならと思うことがあっても

 

夢の不確実さ、荒唐無稽さといった気味悪さに比べると

 

まだなんとか耐えられるわけであって

 

言い換えれば死をもってあの世に逃れることが

 

この世の苦しみや悲しみから逃れることには

 

必ずしもならないことを意味しており

 

このことはどの様なことがあっても

 

自ら死を選ぶ行動してはいけないことを

 

暗に教えてくれているような気がする