給食の試食をいただきながら、
栄養士さんに子どもたちの食事について質問したりしていると、
だんだん保護者のみなさんもそろってきて、
定刻(13:30)になると、いよいよ保護者会のスタートです。

プログラムの最初は、園長先生のお話、というのが定番。
小学校で言うと、校長先生のお話、に該当するのかもしれませんが、
「校長先生のお話」というと、なんとなく、
教育的な、というか、理念的な、というか、
「深イイ話」みたいなものをイメージしませんか?

まあ、私がイメージしているのは、
自分が小学生だったときの「校長先生のお話」で、
保護者の立場でそれを聞いたことはまだないので、
比較するのがおかしいのかもしれませんが……。

でも、保育園の「園長先生のお話」は、
いつもたいへん事務的といいますか、連絡的といいますか、
自治体からの方針を保護者に伝える、
というような内容が多いのです。

これまでも、園長先生から聞いたお話というのは、
不審者情報への対応、とか、
門扉の施錠および危機管理について、とか、
我が区の待機児童対策と当園での措置、とか、
そんな感じのお話ばかりが印象に残っています。

で、今回の園長先生のお話は、
保育情報の共有とその公開方法について、でした。

これも、区の方針を伝える、という意味では同じで、
現在採用している方法として、保育日誌を保管したり、
1人ひとりの保育目標を設けることによって、
保護者と園とで、子どもたちの発育の様子を、
記録として共有することを目指している、
公開の要請があれば、いつでもお見せできるので、
申し出てほしい、というお話でした。

区の書式だという、
子どもの様子を記録するための分厚い冊子も見せていただきましたが、
各月齢に応じた子どもたちの発育の様子が、
こまかに箇条書きになっていて、
その項目数の多さは……すごいです。
実際クラスの先生方がこれをきっちり記録するのは、
かなりのご負担なのでは……と思いました。

保育園と保護者とで、子どもの発育状態について共有をして……
というのは、とてもありがたく、
大変すばらしいと思うのですが、
それを、自治体の方針として掲げた場合は、
こんな風に「書類」として目に見える形にしなくてはならないのかなあ、
という気が、ちょっとしてしまいました。

こんなこと(と言ってはいけないかもしれないですが)をしなくても、
実際にクラスの先生は、
私なんかよりずっとうり子の様子を見てくださっていて、
「うりちゃん、この頃○○がすごく上手になりましたよね!」
「今日私が××って言ったら、ちゃーんとわかってましたよー」
とか、「発達状態の把握」なんていうカタい言葉ではなく、
ものすごくうり子のことを愛情もって育んでくださっている、
と常々思っているのですがね……。

あ、なんだか話がそれてきました(汗)。

とにかく。
園長先生のお話はそんな感じでした。

ちなみにうり子の園の園長先生は、男性。
ものすごくいい方です。
どんな風にいい方かは、また後日。