2021年11月16日
4:30に起きた娘
手術は今日出来ると
確定したわけでは無いが
準備のために6時までしか
水分は取れない。
パパとビデオ電話して楽しそう。
私の所にごろんとして
鼻歌歌いながら
じぃじ、ばぁばとLINE
可愛い
私の父と母も
娘に逆に励まされたよう
8:00
G先生たち脳外科チームが
お部屋に来て
気分はどう？
今日手術する予定だよ
と…
娘、はい。頑張ります。
と…
一応、今日の予定。
午前中から始めたいけど
午後になってしまうかも。
当日の朝なのにまだ決まらないのかー
その後小児科W先生が来て
10時頃かもしれません。
と…
娘、
先生もさ、子供の手術って
きっと緊張するよねー。
なんて言ってて。
9:47
夫到着
手術後のPICUで必要な荷物を
買ってきてもらいました。
必要な物…言われたの
前日夜で
この時間から私が揃えるのは
無理でした
急な手術だし
予定も未定でしたので
仕方ないのですが…
10:10
看護師さんが
手術今日出来ます。
準備します。
手術着に着替え
車椅子に…
夫が届けてくれた荷物にあった
娘のお友達が作ってくれた
お守りを見せると
それ、持って行きたい。
と…
ぎゅっと握りしめる。
小児科MU先生とW先生が
いらっしゃって
お守りを見せる娘
これは、〇ちゃんから
これは〇ちゃんからで
こっちは〇ちゃんからです。
と嬉しそう
10:30
私と夫も付き添って
手術室到着
オペナースさんの
問いかけにしっかり答える娘。
自分の名前を言って
頭の中を手術します。
と…
親バカなんですが
うちの娘、喋り方が本当に
可愛いんです
先生方や病棟の看護師さんたちにも
可愛い可愛いって可愛がってもらい
3.4人いらしたオペナースさんたちにも
可愛いー
と言ってもらって
私の緊張が少しとれました。
麻酔科の先生ともしっかりお話し、
車椅子をおりて、私と夫と
順番にぎゅーっと抱きしめました。
行ってきます
と…
本当に立派でした
気丈で…
ここでも行きたくないとか
嫌だ、怖い等
一言も言わず…
凄い娘です
母に電話。
今、手術、始まったよ。
母はもぅ号泣してて…
大丈夫だから
大丈夫。全部上手くいくから。
11時過ぎ
J大学病院のレストランで
夫と病気に勝つぞ
カツ丼だ
とカツ丼を食べました
私、タイミングを逃し続け
前日の昼、夜、この日の朝も
何も食べてないのに
いきなりカツ丼
PHSを渡され待機…
殆どの時間を車で過ごしました。
昨夜なかなか眠れなかったので仮眠…
18:00
車では寒くなってきたので
PICUのある階の廊下のソファに移動
20:00
早ければそろそろか…
でも連絡は無し…
21:08
PHSに電話
どこに居ますか？
まだ時間がかかるので
待機室で待ちますか？
と…
座っていたソファの前の待機室に
案内される。
もっと早くお声かけすれば良かったですね、
すみませんと…
と…どんな状況か聞く。
まだ腫瘍を取っています。
と説明される…
この時点で手術から
8時間が過ぎていて…
夫と不安が募る…
23:48
PHSに電話
手術室からでした。
G先生から伝言です。
腫瘍は全部とれました。
順調です。
あと2時間くらいかかります。
待機室に案内されてから
この電話までが
もぅもぅ長く感じて
順調ですの言葉に
本当にほっとして…
母や兄と妹、待っててくれている
ママ友に連絡。
一気に力が抜けたようでした…
沈黙だった私と夫
良かった良かったと急に元気になる。
2:02
PHSに電話
手術は終了し、CT撮ってから
PICUに向かいます。
PICUの待合室に行ってください。
2:15
PICUに沢山の先生や
看護師さんに囲まれて
娘が戻ってきました。
G先生のお話を待つ。
2:40～
G先生より説明。
網目の様に見えていた腫瘍の
1つ1つの中にお水があり
超音波で吸入できず
1つ1つ摘出した。
その為、予定より時間がかかり
手術時間は13時間。
腫瘍は交通動脈にこびり付いていた
膜1枚を残し、全部摘出できた。
右の視神経は圧迫が強かったので
視力低下はあるかもしれないが
左の視神経は大丈夫。
嗅神経は全くOK大丈夫。
脳を傷つけることなく終了した。出血も全くなし。
下垂体系はホルモン補充出来るので一部切った。
視索にそって脳の浮腫あり
意識障害がどうか。
腫瘍摘出したので浮腫も取れてくるだろう。
麻酔は無理せずゆっくり覚ます。
明日か、その翌日か。
術中迅速病理診断では
未熟奇形腫。
2週間後に確定診断でる。
未熟奇形腫なら放射線、抗癌剤必要。
脳だけか脊髄も照射かは
今後の病理の結果見て決める。
とにかくこんな長時間の手術に
小さい身体で耐えてくれた娘
G先生はじめ脳外科の先生方
麻酔科の先生、看護師さんやスタッフの方々
皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいで
涙が溢れました。
感謝してもしきれません
3:10
PICUへ
娘の顔が見れました。
まだ気管挿管の取れない娘。
でも、目を開いて
私たちを見ていました。
頑張ったね
偉かったね
娘ちゃん、大好きだよ
大好きと言ったら
瞬きをぱちっとして…
私もだよって
いつも言ってくれるようで…
涙が止まらなくて…
ありがとう、頑張ってくれて
ありがとう
夜中でしたが父と母は祈りながら待っていて
経過を報告。
母も父も泣いていました。
とにかく良かった。
無事に手術が終了しました。
4:30
帰宅
娘の居ない家はとても静かに感じました。
これからがスタート。
娘の為に何でもする
負けない