北海道のマガンの寄留地の一つである宮島沼。
最北で最大の寄留地で、ラムサール条約に登録されています。
宮島沼は、冬期間、雪と氷に閉ざされています。
春になり雪がとけ、
全面解氷し、水面が完全に出たことを
『沼開け』と言います。
宮島沼、4月6日に沼開けしました。
3月に入ってからは、
渡り鳥たちは続々と北海道にやってきました。
マガンたちは、宮島沼の沼開け、
今か今かと宮島沼周辺に姿を現していましたが、
なんせこの辺りは豪雪地帯なので、
なかなか雪が減りません・・・。
毎年のことなのですが・・・
それでも、今年は気温が高い日が多かったため、
沼開けは予想より1週間ほど早かったです。
沼開けする前から、周囲の畑には続々と集まっていたので、
これから一気にマガンの数は増えるでしょう
私もマガンに負けないくらい、
ほぼ毎日、宮島沼の公式情報をチェックし、
沼の雪解け状況を確認していました
そして、沼開けの数日後、
4月9日の早朝に、今シーズン初の
塒立ち観察に行ってきました
沼開け直後の情報では、
塒入りした数は2万羽弱とのことでしたが、
数日たてば増えている可能性もありますし、
それだけ入っていれば、充分です
奥の方にはまだまだ空きがありました。
ピーク時は6~8万羽にもなるので、
まだまだそれには及ばない状態。
5時を少し過ぎ、この日最大の飛び立ちです。
この飛び立ちの前に、少しずつ出発する群れがいたので、
だいぶん数は減っていました。
天気が悪かったし、一斉飛び立ちは無いのか??
と不安に思うくらい、徐々に減ってゆく感じ・・・・。
奥の方から順に飛び立ちが始まりました。
まるでウェーブのように、
奥から順々に飛び立って行きます。
さすがに全部が行ったわけではなく、
最後には少数残ります。
その残った少数のマガンたちも、
この数分後には飛び立ちました。
この飛び立ちで、ほとんどのマガンが出発しました。
中には右往左往して戻って来た群れもいましたが、
それもごく少数。
雨が降ってきたのでこの日の撮影はこれで終了しましたが、
マガンが居なくなったあとは、
ハクチョウたちの天下となった宮島沼でした
15日からはセンターの
早朝トイレ開放が始まります。
この早朝トイレは、ほんとうにありがたい
いつもお世話になっています。
今週末にも行く予定ですが、
天気が悪い予報・・・。
まあ、天気が悪い方が
人も少ないから、観察しやすいけどね~・・・
今シーズンは何回行けるかな?