こんばんは。
若菜塾 数学講師の平野くりえです。
今日は、中3数学【三平方の定理】について
1問解説したいと思います。
よろしくお願いします。
(問題)
図のような平行四辺形がある。
∠Aの二等分線とBCの延長との交点をEとするとき、線分AEの長さを求めよ。
(解き方)
∠Aの二等分線とBCの延長との交点をEとした図を書きます。
ここで、AD//BEより錯角が等しいので
∠AEBが30° とわかります。
ですので△ABEはBA=BEの二等辺三角形です。(2つの角が等しい三角形は二等辺三角形)
また、∠Bは120° です。
(平行四辺形だから、∠A+∠B=180°より
∠B=180ー60=120°)
120°÷2=60° で、
二等辺三角形の頂角の二等分線は、底辺を垂直に2等分する という性質を利用して
∠BからAEに垂線をひきます。
∠BからAEに垂線をひき、交点を点Fとします。
ここで、3つの角が30°,60°,90° の
△ABFをつくることができます。
三平方の定理より、
3つの角が30°,60°,90° の直角三角形の
3辺の長さの割合 1:2:√3 なので
この比を使い、AFの長さを求めます。
AB:AF=2:√3
6㎝:AF=2:√3 より
AF=3√3㎝
AF=EFから、(二等辺三角形の頂角の二等分線は、底辺を垂直に2等分する)
AE=2AF
AE=2× 3√3=6√3㎝ となります。
平野くりえの数学blogでした。