こんにちは。

若菜塾 数学講師の平野くりえです。


今日は、高校入試問題【自然数】

について1問解説したいと思います。


よろしくお願いします。


(問題)

281を2けたの自然数nでわると29余り、商はある自然数の2乗になった。このとき、自然数nの値を求めよ。





(解き方)


商と余りの関係についてです。



"割られる数"の281を

281-29=252 にして、

nで割って割り切れる数 にして考えます。






nにどのような数が入るか考えます。



※問題にあわないnの値です



問題の式にn=28,63をそれぞれ代入し

商と余りが □ ²・・・29 この形になるか調べます。



答えはn=63 です。




割る数は余りよりも大きいから、n>29で、

nは2けたの自然数だから、29<n<100

と、nの範囲を決める方法もあります。

nの値は、上の図のように

7,28,63,252 の4通りあり

29<n<100にあてはまるものは63となります。




最近解説を載せていた、平方根の"2乗になる数"の問題と考え方が似ています。おもしろい問題だと思いました。



今後も色々な問題を解く中で、面白い問題と出会い、わかりやすい解説をできたらと思っています。




平野くりえの数学blogでした。