こんにちは。
若菜塾 数学講師の平野くりえです。
今日は、中1数学【平面図形】について
1問解説したいと思います。
よろしくお願いします。
(問題)
図のように、1辺の長さが4㎝の正方形ABCDと、点Dを中心とする半径4㎝のおうぎ形がある。
図のアとイの部分の面積が等しいとき、PCの長さを求めよ。
ただし、円周率はπとする。
(解き方)
アの部分やイの部分だけを求めることは難しいですが、下の図のように
アとウを合わせた部分
イとウを合わせた部分
は求めることができます。
アとウを合わせた部分の面積は
正方形-おうぎ形の面積 で求められます。
イとウを合わせた部分の面積は
直角三角形の面積を求めます。
PCの長さを求めたいので、x㎝とすると
面積はxを使って求めることができます。
ア+ウ=イ+ウ と考えられるので
方程式をたてることができます。
答えは、8-2π ㎝ です。
別解です。
ウの部分を図のようにしても、求めることができます。
この問題のように、共通している部分に着目し
a=b,cが共通なら
a+c=b+c
(a-c=b-c)
といった考え方は、平面図形だけでなく
証明問題など様々な場面で活用できます。
考え方が同じで〈別解〉のように解けることも
面白い問題だと思いました!
平野くりえの数学blogでした。