6月に、顧問が大きなオニカサゴを釣った。

2匹とも大きかったので、うれしかったが、自分でも大物を釣ってみたくもなる。

 

茨城では、大型イシナギが浮上する時期とのことで、その後早速行ってみた。

しかし、半日ジグを降り続けたが、イシナギに出会えず、さらに悶々としていた。

 

7月になり、夏ヒラメのシーズンに。

冬場とはまた違って、深いところで当りを感じて、少し待ったのち合わせてフックがかかり、強烈な引きののち、大きなヒラメが上がってきたときの達成感は、他には代えがたく、やはりこの時期が一番待ち遠しい。やっと休みが取れたので、早速行くことに。

夏ヒラメはやはり三陸方面だろうが、地元から1日で行けるところとしては、北茨城。

いつも2つの船宿のうち、ジグ(大津方面)か餌(小名浜方面)かでどちらかにしていたが、今回「イワシ五目」としてヒラメを狙っている同じ漁港の船宿を目にしたので、どこに行くのか楽しみで、初めてお邪魔させていただくことにした。

 

 

北茨城は、夏でも夜は、こちらに比べれば大分涼しめ。

当日も21時以後は、26~27℃とのことで、窓を開けて港で車中泊することに。

ただ、人の匂いを嗅ぎつけてか、蚊が定期的に顔の回りで飛んで、かなり耳障り。

また、猫たちも、餌をくれないかと車に寄ってきては、どこかで鳴いたりなどして、熟睡できず。

そうこうしているうちに朝4時、明るくなってきてしまった。

 

4時半集合、5時出船。日が昇りはじめてちょうどいいか?

 

 

平日のことも重なり、船中4人とかなりかなりゆったりだ。よかった。

同側の親父は餌釣りのみで、基本はヒラメ狙いだろう。

対側では、一人はジギングで青物やイシナギ狙い、一人は餌もジグも両方やるとのことであった。

 

今回の船宿では、かなり釣りに考慮して船が作られている。

まず、竿立てが豊富。

 

 

特徴的に、一人一人の座席に、水道蛇口付きの生け簀がついている。

これがあると、足下に大きなバケツを置く必要がなく広くなり、可動性よし、仕掛けの絡みも少なくなる。

他の船にはあまりない設備だ。

 

 

北東の小名浜方面に行くと思いきや、南に走っている。結構走るぞ、1時間くらい経過。

山と平地の境目くらいまできたので、日立のちょっと北あたりなのか。

空は快晴ではなく若干雲があり、うねりもほぼなく、釣れそうな雰囲気ではあるが、どうだろう。

 

 

ポイントについて、釣り開始に。水深は70m前後のようだ。重り80号。

 

「冷凍イワシを、ヒラメ泳がせ仕掛けにつけて」とのことでやってみるが、生餌でなく泳がないので、誘う必要あり。

ただ、孫針を綺麗に正中につけないと、餌が回転して仕掛けに絡んでしまい、釣りにならず、結構難しい。

いろいろ試した結果、孫張りをトリプル→シングルフックに変えて、さらに孫針の糸がたるまないようになるべくしっぽのほうにつけて糸をピンとすると、餌が仕掛けに絡みにくくなった。

 

すると、結構引く当りあり。でかソイが食ってきた。太平洋では新潟より一回り大きい。

 

 

背後のジガーの方は、サバ、ホウボウをなど連発している。今日は活性がよさそうだ。

 

そのうち、同列のトモの餌釣りの親父の竿が、強烈にしなっている!

上がってきたら、ヒラメだ。2kg前後はありそう。さらにその親父は、続いて2匹目もあげていた。

ヒラメがいるぞ!やる気がでる。

 

ただ、小生には、ヒラメのかじるような前当りがない。

餌を動かしすぎているのか、また仕掛けを上げすぎているのか(実際、早々に一個根掛かりして、重りごとロストしてしまったので)。

そこで、誘いを少なくし、そっと根中に入りこませる?ようなイメージでいると、ようやくヒラメらしき前当りあり!

 

根掛かりは怖いが、早合わせは厳禁にて、20~30は数えて、竿がしなったところで、強く合わせると、フック!

ソイもかなり引くが、それ以上に強烈な引きでもドラグは緩めず巻き続ける。

すると、大きな陰があがってきた!

 

とりあえず、1匹つれたので、目標は達成!

 

2kgオーバーといったところ。刺身のアジがちょうど良いsize。

 

 

次の流しでも、ヒット!

 

 

さっきのよりやや小さいめも、ライトタックルにて、かなり竿はしなる。

 

 

流水の生け簀を利用し、釣れたヒラメは、脳締め → 血抜き → 神経締め と行って、クーラーボックスへ。

 

合閒では、でかソイも上がる。

 

 

1.5kgのヒラメも追加し、3時間半で、ヒラメ3匹と、今日はもう大満足! 

 

他の方も好調のよう。

背後のジガーは、小生が前回本命にしていた「イシナギ」を挙げていた。やはり大きいなー。釣ってみたい。

 

なので、後半は、「やってもいいよ」とのことだったので、一応持参していたジグをすることに。

 

 

ただ、この頃になると、もう30℃近くにもなってくる。トモの餌釣り師は、もう誘わずに置き竿として、日陰で休んでいる。

船の前の方の座席には日陰もなく、ジギングとなると、一気に体力が必要に。

ただ、今日は160~200gと最近の中では軽めのジギングなので、やる気にはなる。それまで重り80号を持って誘っていたし。

冷凍ペットボトルはクーラーボックスの中でももう溶けて、3本目に突入。

 

ジグは、まず松方選手愛用のサーディンウェバーから。

日が昇ってきて明るくなっているので、グローでなく、キョウリンシルバーで。

 

 

この頃になると、潮の流れもより良くなってきて、160gだと結構流される。なので、200gに変更。

 

すると好活性もあって、流しごとに毎回ヒット!

 

良型ホウボウ

 

 

カナガシラ も 大きなジグに食らいつく!

サーディンウェバー恐るべし。

 

 

青物を狙う元気はなかったが、背後のジガーは、早巻き誘いで、太ったワラサも連発しており、クーラーボックス満タンでリリース。タチウオを挙げている方もいた。

小生も、一応ホウボウ2匹はキープしたが、捌いたり、食べるのも大変なので、残りの数匹はリリースした。

 

今日はもう十分といったところで、12時には竿じまい。

 

ここはやっぱり三陸の岩場連なるところで、海も綺麗。帰港に。

 

 

船の前方には、氷が沢山準備されており、必要な分だけ入れられるのもよい。

 

 

港には、観光用の天然温泉民宿もチラホラある。

今回、車中泊で「蚊」にやられたので、今度は温泉民宿に素泊まりしてみようっと。

 

やはり、夏ヒラメは楽しいなー。「今日は小ぶりsizeだ」と船長。

大きなヒラメを狙って、近いうちまた来たいなー。

 

 

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ヒラメは3匹釣れたので、2匹は職場の待機選手に差し上げた。

 

<カトマイ選手>

 

 ヒラメ:刺身で 「感動のおいしさでした」と

 

 ホウボウ:煮付けで

 

 

ネギが乗っていて、甘煮とはまたちがった風味でしょうか。