高齢者所在問題 | いまづ英幸オフィシャルブログ「笑顔のまち 大田区」Powered by Ameba

高齢者所在問題

東京都足立区で高齢者の白骨死体の発見以降、都市を中心に全国各地で
100歳を超える高齢者の方々の所在不明が発見されています。
16都道府県で59人ですか(8/6時点)

長妻厚労大臣は行政への対応について「110歳以上の方々のうち、
年金受給者の方、その方お一人、お一人全員をどういう状態になっているのか、
市町村を通じて確認する。その結果を今月中に発表する」と発表。

今まではどうしていたんでしょうか?
行政不信にもつながる問題の根本原因があるのではないでしょうか?
「問題が起きたら(表面化したら)対応します」という。

問題が発見された以上、状況を確認する事は絶対必要な事です。
しかし、その後これらの問題にどのような根本的対策をするのかが非常に
重要であると同時に大変興味を持っています。

私的意見ではありますが、現在のところ高齢者の所在が確認出来ない地域は
比較的大きな都市に見られています。逆に小さな市町村においてはそうした
問題は少ないのでしょう。これはきっと今の都市で生活する大半の方がは
隣に誰が(どんな人が)住んでいるか分からない、関心を持たない。
そうした事が背景にあるのではないでしょうか?私は地域力の向上という事を
常々考えています。これは地域に暮らす方々の連携無くしては成り立ちません。

必要以上の干渉は必要はありません。また、個として対応出来る事は本当に
小さい事かもしれないです。しかし、近隣にてどんな人が生活しているのか
ちょっと気にとめることで様々な問題を事前に解決出来るのではないでしょうか。
それはまた虐待(ネグレスト)や自死の早期発見、抑止に繋がると考えています。

だからこそ行政に対しては今回の問題は「所在確認をして終り」ではなく、
なぜこのような問題が起きてしまうのか、また起こらないようにするためには
各地方自治体でどのような取り組みをすべきなのかという指針をしっかりと
提示していただければ良いなと思っています。

年金受給者で所在不明という事は誰かしらがこの年金を不正に受け取って
いる可能性があるわけですよね…この辺りはしっかりと対応して頂きたいです。
まじめに頑張っている人が報われない社会になってほしくないです。
行政もまた税金がこのような形で不正支給しているという事実をしっかり把握し
市民に信頼される行政を形成して頂きたいものです。