ハチハンターのおじさん来る!前編
君がどんなに遠くにいても・・・
誰も気づかなくても、一瞬通り過ぎただけで、僕の心から離れない。
いつも真っ白でいないと、黒い部分はすぐに見抜かれて ハリを突き刺す。
君は華やかだ・・・近寄りがたく・・・その毒は、僕を狂わせる。
君が怖いんだ・・・もう二度と近づかないでくれ。
スズメバチ~
まず、オレがこの世で一番怖いのは飛行機とスズメバチだということをお話しておこう。
しかし、毎月の佐世保遠征のおかげで、飛行機はなんとか、
ハイ!消えた~
だから残るは・・・スズメバチ。たぶん100メートル離れていても、真後ろにても、オレだけには見える、感じる・・・
でも,いつも誰も信用してくれない。オレが、「今、いたから!」「本当だよ」「こーんなでっかいの!」「ほら、あそこ!」
周りの 反応はいつもこうだ、「あっそうだった?」「ハチはなんにもしなきゃー刺さないから」「へぇー気のせいじゃない?」・・・素人には、ミツバチもオオスズメバチもただのハチなんだ・・・
名誉の為に言っておくが、ハチ全てが怖いわけじゃない。ミツバチやクロマルハナバチはかわいいし
触ることだってできる・・・あのスズメバチは全く別物だってコトがわかってない。
オレが子供の頃、インフルエンザははやり風邪なんて言われてて、恐ろしさも知らずに、「ああ一晩ねりゃ治っちまうよ」 なぁ~んて
今じゃぁ考えられない・・・まさに、それと一緒だ。オレが時代の先を行き過ぎてるのか、世間がついてこなjのか、とにかく、一人、置いてきぼりだ・・・
TV「奥様は魔女」で、サマンサがお鼻ピクピクで空中に浮いたのを目撃した隣の奥さんが、
奥さん 「あ~んた~隣のサマンサが、飛んでっちまったよ~ほら、みぃーてぇー」
(新聞を読んでいるダンナがあきれて・・・)
ダンナ 「まぁたかぁ~」
奥さん 「ほ~んとだよぉ~みぃーておくれよ」
(ダンナがしぶしぶ見てみるとサマンサは普通にしている)
ダンナ 「ついでにお前も飛んでっちまえば良かったのになぁ」
(観客の笑い声のSEどひゃどひゃ~)
みたいな・・・長くなったが、そんな感じで釈然としない、そんなオレの目の前にだ・・・パソコンを打っている右横の出窓に見覚えのあるイヤな気配があった・・・窓ガラスに2匹、6センチもあろうかという、
スズメバチ がシマシマのおしりをプリプリ振りながらくっついている(KARAじゃないんだから)・・・裏っ側から見るそれは、またひときわ不気味で、毛穴全開、チキンスキン
クリビツ テンギョウ イタオドロ (びっくり仰天驚いた)
気を取り直して外の様子を見てみると、ベランダの物干し竿をひっかける支柱の根元の金属の穴からブンブン出入りしてる!10匹・・・ 11,12・・・
オレは気を失いそうになり、必死にクールダウンした。まず、洗濯物を取り込まなけりゃ・・・
次に、区役所に・・・いや、大家さんに、どっちだろう・・・
イヤ、カミさんだ!ケイタイで緊急連絡。必死にしゃべくるオレに、「ふーん」そ、それだけ?なぜ?・・・なぜ、伝わらないんだろう!オレの伝え方が悪いのか、大変なことが起きてるってゆうのに・・・カミさんの帰宅をひたすら待った、そうだ、コレを直接見たら、絶対に驚くに違いない!怖くて泣くかもしれない・・・そしたらオレが言ってやるんだ
「なぁんにもしなけりゃあ大丈夫だよ、洗濯物、取り込んどいたからね」 フフッどうだ・・・
ところが、帰ってきたカミさんいわく、「なぁ~んだ、もっと大きいのかと思った、普通ジャン」
オレ 「えっえぇ~!怖くないの?」
カミさん 「別に・・・」
結局大家さんに泣きついた。
話を聞くと前に一度刺されて大変な思いをしたらしい。優しい大家さんは、すぐに業者を呼んでくれた。
「あっありがとうございますぅ~」
この続きはまた、次回に・・・後半をおたのしみに!
そこで今日の「ひとし」ぼり
聞くは 一匹のハチ 聞かぬは たくさんのハチでした