源氏パイでタイムスリップ | 本間ひとしのダジャレーヌーボー Powered by Ameba

源氏パイでタイムスリップ

ひとしのひの打ち合わせで、女性首脳陣が顔をそろえた。それぞれの瞳の中に各々の炎が燃えている。 

まずは前半、赤澤ムック氏、山本聡子氏、オレでしばらくミィーティングをしていると、ゴロゴロキュルルーとM氏(ご本人プライベート守秘の為匿名)の腹音が鳴った・・・おーっとオレの専売特許に挑んでくるようなパンチの効いた快音だ。すると、まるで誘われたように、キュルキュリュ~ンS子が若者らしくちょっと控えめにうつむきながら腹を押さえる。そして、ご想像通り締めはやはりこのオレ、ゲロ~ンゲリョロロ~ンボバッ爆音で真打の仕事をする。これ、アクビと一緒でうつるんですかねぇ・・・と、そこに、まるで様子を見ていたかのようなグッドなタイミングで一足遅れて、桜木見穂氏が登場!・・・「お菓子食持ってきたよ、たべる~?」いただきます・・・オレは言葉を聞き終わる前に袋を開け、ささっと皆さんに配っていた。源氏パイを配り終わった後、きのこの山だか、きのこの里だかを配ろうとした時、皆さんは、やや積極的に、しかしさりげなく選別したのを、オレは見逃さなかった。 

山でも、里でも、チョコとクッキーだろ、どこが違うんだ?・・と思ったが、きっとここには、和菓子好きのお坊ちゃんのオレなんかがとても入り込めない、女子達のこだわり、聖域があるのだろう・・・  

もしかすると・・オレにとっての、そーめんか、冷麦か、ぐらい重大な違いが・・・ 

打ち合わせは続き、宇宙の話になったとき、聡子氏が、突然、源氏パイを見ながら、『昭和44年、アポロ11号、人類初の月面着陸』と言った。オレは驚き、この人天才だと思った!・・・ら、パイの袋の裏に書いてあった。

それにしてもタイムリーな話。源氏パイの発売された年らしく、各パイの裏にその頃のビッグニュースがそれぞれ書かれていた。 

「なんでアポロチョコっていうんですか?」そうか・・・若者二人は知らないんだ、あの頃はまだ、スペースシャトルのように帰還時に、陸上に自力で着陸は出来ず、切り離された先端の三角の形をした帰還船で海へ着水した事を・・・そしてあの、アポロチョコのストロベリー部分は、帰還船をイメージして 作られた事・・・三角の顔をした人はみーんなアポロってあだ名だった事・・・年長組さんは、小鼻を膨らまして語る・・・

もう一つには、『昭和45年、日本万国博覧会が大阪で開催』とあり、懐かしいなあ、今の上海万博にあこがれる中国の人達と全く同じだったよねぇ・・・小学生だったオレはニュージーランド館で、初めてラム肉を食べ、三時間も並んで、アメリカ館で月の石とアポロ11号の帰還船を見て大感動した・・・そういや、カミさんは田舎に住んでたから、万博で初めて外人を見たらしく、「プリーズ、サイン」ってメモ帳を出したそうな・・・カミさん曰く、「何日もかけて上海を目指す中国の人達をニュースで見るとなんだかキュンとするし、まるでそんな事が無かったかのように感じる今って何なんだろう」・・・目を丸くして話を聞いている若者組に、桜木氏が聞いた。 

「懐かしいよね・・・」 

若者二人は言った「えっ?、まだ生まれてません。」グワックゥーン!オレと桜木氏は、床へズレた。 

終了後、久々に、黒ちゃんと合流して、もりちゃんへ行った・・・(黒ちゃんは、人間で、もりちゃんは、親戚がやってる焼肉屋の名前) 

2、3杯引っ掛けてほろ酔いの彼は(黒ちゃん)「酒は飲めるけど、飯はクエンサン割り下さーい」と注文し、 

ミノをつまもうとした女性に、「奥さんはみの(もんた)が好きぃ」など下らない事を言い、「いいでしょ、これダジャレヌーボーに載せようよ・・」 と来た。 

ふざけるな、人がどんな思いで書いてるのか、そんな程度の低いもんに出来るか!俺は、悔しく、情けなかった・・・だって

この二つは、時間が経つと案外・・・面白い 

 

    そこで今日のひとしぼり  

 

あるーひ、もりちゃんで、くろちゃんと~であーた~♪でした