卒業式 | 本間ひとしのダジャレーヌーボー Powered by Ameba

卒業式

この時期に電車に乗ると、胸に花をつけて、証書の筒を持っている卒業生達をよく見かける。 

みんな晴れやかな顔をしていて、こんな彼らを見る度に、昔の自分を思い出す・・・ 

今では、卒業式に、その時々の旬のアーティストソングを歌うらしいが、オレ達の頃は、ほとんどが『仰げば尊し』 だった・・・そしてオレは、この歌が大好きだ。 

でも、今の中学生達に、この歌の意味、解っかるなぁ「我が師の恩?意味解んないし、興味ないし」・・・オレも解んなかったもんなぁ・・・ 

今、やっとこの年になって、「いい歌だなぁ」って味わえるようになったくらいだもん。 

あぁーもう一度、あの頃に戻って、あの時やりきれなかった事、やり直したい事、全てに立ち向かって泥んこになりがらやり遂げて、卒業式に、ひとつのくもりも無い真っすぐな目で、『仰げば尊し』を歌ってみたい! 「ド ラ  も ~ん !

オレが今、立ち向かわなければならないのは、この車両で目の前に立っている女性に席を譲るべきか、否かだ。ん~流行のチュニックでちょっと小太りの女性は、妊婦さんにしては、ケイタイを巧みに操って身重な感じはしないし・・えぇーい、どっちなんだ・・・妊婦さんなら、人助けになるけど、ただの小太りの人だったら・・・かえって恥じをかかせて・・・オレは、デリカシーのない、ただの自己満ユズラーになっちまう。 

結局、この究極の二拓に立ち向かう勇気はなかった・・・ 

お願いです!出来れば、電車の中で妊婦さんは、小ちゃくていいので、赤ちゃんマークをつけて下さい。 

思い出した!急に話は反れるが、オレ達昭和の卒業式は、紅白のお饅頭が配られて、家に帰ると、まずお仏壇に供えて、手を合わせたもんだった・・・またこれが、地元の和菓子屋の美味しいやつで、ただでさえあんこ好きなオレは、帰る途中でいただいちゃって、怒られた記憶がうっすらとある・・・ 

 

     そこで今日の「ひとし」ぼり 

  我が師の恩より  和菓子のあんでした。