回想Ⅲ
死にたいって
家に帰る度に思ってた。
家に帰る度に現実に引き戻されてるようで
俺にとって学校は現実逃避の場所だった。
黙って授業受けてれば嫌なことも忘れられるし、
友達とも会える。
小学生ぐらいならまだ男女差はあまりないから気楽だった。
俺は
家が嫌いだった。
いろんな理由でばあちゃん家に住んでいたのだが、両親とばあちゃんは、
仲が良くなく、母ちゃんとばあちゃんとの間には酷く確執があった。
そして一緒に住んでいた叔父さんは
頭がおかしかった。
昔、シンナーを吸っていたらしく
狂っていた。
毎日のように発作が起きて
怒鳴ったり
壁を殴りつけたりしていた。
俺は小学生だったから、授業が終わって
友達と遊ばない日は
家族の誰よりもはやく家に帰ってきてしまっていた。
独りでテレビを見ていた。
『うるせー!!』という怒鳴り声
俺は慌ててテレビの音量を下げる。
だけど意味がないんだ。叔父さんの頭のなかのことだから。
壁を殴りつける鈍い音
乱暴に階段を降りてくる足音。
怖かった。
ただ怖かった。
俺は家にいるのを辞めたかった。
発作はどんどん酷くなっていった。
俺の部屋まできて
『姉ちゃん(俺の母ちゃん)は何処だ!!』
って怒鳴られたこともあった。
叔父さんにまだ理性が残っていたから殴られなかった。
でも、殺される、って思った。
もっと酷くなって
俺の家族全員、車の中に避難しなきゃいけなくなった。
俺たちは、『小さくて、平屋でもいいから家を建てよう』って決めた。
俺にはそれは希望にみえた。
だけど
気がついたらとりかえしが
つかなくなってた。
家に帰る度に思ってた。
家に帰る度に現実に引き戻されてるようで
俺にとって学校は現実逃避の場所だった。
黙って授業受けてれば嫌なことも忘れられるし、
友達とも会える。
小学生ぐらいならまだ男女差はあまりないから気楽だった。
俺は
家が嫌いだった。
いろんな理由でばあちゃん家に住んでいたのだが、両親とばあちゃんは、
仲が良くなく、母ちゃんとばあちゃんとの間には酷く確執があった。
そして一緒に住んでいた叔父さんは
頭がおかしかった。
昔、シンナーを吸っていたらしく
狂っていた。
毎日のように発作が起きて
怒鳴ったり
壁を殴りつけたりしていた。
俺は小学生だったから、授業が終わって
友達と遊ばない日は
家族の誰よりもはやく家に帰ってきてしまっていた。
独りでテレビを見ていた。
『うるせー!!』という怒鳴り声
俺は慌ててテレビの音量を下げる。
だけど意味がないんだ。叔父さんの頭のなかのことだから。
壁を殴りつける鈍い音
乱暴に階段を降りてくる足音。
怖かった。
ただ怖かった。
俺は家にいるのを辞めたかった。
発作はどんどん酷くなっていった。
俺の部屋まできて
『姉ちゃん(俺の母ちゃん)は何処だ!!』
って怒鳴られたこともあった。
叔父さんにまだ理性が残っていたから殴られなかった。
でも、殺される、って思った。
もっと酷くなって
俺の家族全員、車の中に避難しなきゃいけなくなった。
俺たちは、『小さくて、平屋でもいいから家を建てよう』って決めた。
俺にはそれは希望にみえた。
だけど
気がついたらとりかえしが
つかなくなってた。