長年一人身で料理も得意ではないのでついついスーパーの惣菜を利用していたが年をとったせいか味付けが合わなくなり自分で作る機会が増えた。

毎日作るのは辛い。でも保存食をつくるのは好きなのでついついと作り、結果我が家の冷蔵庫にはぬか床にザワークラウト、梅漬けがあり、食器棚の隣に梅酒そっと鎮座している状態だ。だれかにおすそ分けすればいいのだろうが生憎知り合いがいない。私の交友関係は極めて狭く、さらに狭めるようなことをしているのでキッチンのそこかしこに保存食が佇むのが当たり前となった。

もちろん便利なので消費はしている。が、量がすくないのだ。消費する量が。とうわけで常に賞味期限を気にしてせっせと食べることになる。正直楽しくない。

なぜだろうかと考える。

そうか、義務とかんじているのかと気づく。

便利だから、好きだからと作っているのにいざ使うとなると「今日はこれをつかわないと。明日はこれをつかわないと。来週までにこれをつかいきらないと・・・。」

と「しないと」が増える。

「しないと」がでるとまあ面倒だ。食欲が失せてしまう。食べる楽しみが苦痛へとなり、キッチンへ行きたくなくなる。では少なくしたらどうだというのだがある程度の量がないと作りにくい気がする。せめて美味しく調理できたらいいのだが上達しない腕が憎らしい。

料理教室にでも通う方がいいのか・・・と悩む。だが面倒くさい。そもそも毎日料理するのが面倒くさいから保存食を作ったのだろうがそれが原因となるというジレンマが起きる。

 

 

 

 しかしいつも微妙な味の料理を作りモチベーションを下げているばかりではない。たまには成功するときもある。

ザワークラウトだ。独特のにおいが気になり、スープにしてもその味が残る。どうしたらいいのかと考えたが思いつかず、半ばやけくそにじゃがいもをふかし、その上にザワークラウトを適量かけてマヨネーズを回し掛けした。見た目がよろしくないのでせめてと黒コショウをかける。ほんの少しだけうまそうに見えた。期待せずに口に入れる。するとあの独特のにおいがあまり気にならず、さらにマヨネーズが全体をまとめてくれ驚くほどおいしかった。これは珍しく成功した例だ。千里の道も一歩からという。成功体験を少しつ繰り返して刷り込んでいこうと思った。(※マヨネーズが優秀すぎるのだがあまり考えないようにする。)

 

 まだ先だが今年の梅の季節を楽しみにしている。その前に去年の梅を消費しないと。せめて梅漬けだけでも、と懲りない私が一番の問題なのだろう。