ある朝、ほんわかと目がさめた。
足にからむシーツがなんともさらさらで気持ちがいい。寝起きのコットンはこんなにも心地よいのか。
自由に、気持ちよいほうに寝返りをうつ。
またこれが身体がとても喜ぶ。
自由に寝返りをうつとはこんなに感動するものなのか。
静かな喜びの感覚にひたる。
静かに足をみてみると、なんとも愛しいのである。長い長い厳しさをのりこえ、感覚を取り戻しつつある私の末端。もう昔の紫色ではない透き通った皮膚、、、大分年相応ではあるが、、美しいのである。
私の身体を長年支えてくれた足に、頭を垂れる。
うっとりする。
尊敬する。
もう、怒鳴る人はいない。
緊張で手足も紫色ではない。
まだまだフラッシュバックがあるけど
自分の大切な一部とする。
(よく言われるのは、過去の生きてくれた自分に感謝をおくること。もう今はあなたのおかげで大丈夫だと伝えること。)
せっかく生まれてきたのだから
美しいものを心にきざみたい。
楽しんで、喜んで、、も一度生まれ治す