娘が四才だったとき、母の日のプレゼントをもらったのを覚えている。幼稚園で描いたつたない私の顔。



お母さん大好き!に涙がこぼれた。

愛情を知らなかった私は、子どもから愛することを教わった。

いまだに、愛について考える。

ずっと、娘に対する思いは本物の愛情だと思ってきた。


どうやら、私は愛することを間違えたようだ。共依存だから、少しずつ離れたほうがよいと関わるスタッフから助言をもらった。

互いのためにならないのなら心を鬼にして、心を離れる。

娘のことを考えたら、ためにならないことをやめる。それが本当の愛情かもしれない。
愛ではなかったのだ。




私は、さびしくてまだつかず離れずの距離にいる。