秋風



君とずっと話しをしたかったんだ
肩を並べてベンチにでもすわって
もうかくれてないででておいで
君の物語に耳を傾けるから


前よりも優しくなった風景がそっと
足もとに寄りそう
夏よりも高くなった空を見上げた


上達しないマインドフルネスのはざまを
秋風が笑って通りすぎていった