こんにちは、H-fit パーソナルトレーナーの川西です。
アシスタントトレーナーとして2年間、アメリカの高校で見た選手が育つ理由
頷けます。
川西物語#11
アメリカの高校スポーツ現場について少しお話します。
まず、アメリカの高校では、3大スポーツと呼ばれる
アメリカンフットボール(秋)、バスケットボール(冬)、野球(春)
を中心に3ヶ月のシーズン制になっています。
新学期が始まり野球部の部活初日のことでした
新入部員のみ集合
ユニフォームのサイズ合わせ と バットの振り方1分やルールにいて大まかな説明約15分
終了
それだけー
翌日から練習する訳ですが
聞くところによると、練習時間が少ないので紅白戦を積むことでルールを覚えて行きます。
と言うのも
3ヶ月で地区6校とのホーム&アウェイのリーグ戦を戦うので
シーズンが始まって1ヶ月したら直ぐに公式戦が始まります。
あとは、中学の時にみんな3大スポーツは何らかの形で経験しているので
今更投げ方、打ち方を指導する必要がない
更に、日本との大きな違いは、
すべての体育館には観客席が壁から出てくる仕組みになっています。
更に驚くことに
1・2年(FR:フレッシュマンチーム)、3年(JV:ジュニアバーシティーチーム)、4年(V:バーシティーチーム)
*アメリカの高校は4年制で、確か3チームに分かれていたような?
学年それぞれが公式戦を戦うのです。
両親、祖父母、友人 みんなでスポーツをエンジョイできる環境が整っています。
ケガに関してはどうでしょう
例えば、「この選手はケガで練習や試合の参加は無理です!」
とトレーナーによって判断された場合
監督/コーチは、選手の状態を最優先に考え忠実にそれに従います。
トレーナーがNOと言えば、誰が何と言おうとNOなんです。
それだけアメリカの子供たちは守られている訳ですね
素晴らしい
私が思うに、
若い選手がどんどん育つ理由は
このシーズン制が大きく影響してるように思います。
①短期集中型で切り替えが上手になる
②1年間に複数のスポーツを選択できるので身体能力に偏りが現れない
つまり総合的バランスが獲得できる
③1年間に複数のスポーツを選択できるのでルールなど複数の考え方が身に付く
つまり考え方の柔軟性が育つ
④1年生から公式戦を経験できるのでメンタルが自然に強くなる
⑤成人までに身に付けておくべき基礎が備わる
⑥個々がしっかり守られている
日本では...
つづく